【秋華賞】アンカツが発見!牝馬3冠を目指すスターズオンアースの逆転候補がコレだ!

ダイワスカーレットで秋華賞を勝利している安藤勝己さん

ダイワスカーレットで秋華賞を勝利している安藤勝己さん


秋華賞(G1、阪神芝2000m)は、G1予想でヒット連発のアンカツさんにおまかせ!

2007年の秋華賞をダイワスカーレットで勝利した安藤勝己さんが、元ジョッキーの視点から鋭く予想します!

☆ポイント☆
  • 「オークスvsトライアル組」の力関係

今年の秋華賞は牝馬3冠がかかるスターズオンアースを、どう扱うかがポイントやね。

正直、この馬が桜花賞、オークスの2冠を獲れるとは思っていなかったけど、両前脚の骨折休養明けも含めて、絶対的な存在では無いと思うで。

ただ、今回の剥離骨折は症状としては軽い。だからこそ約5ヶ月で使ってこれたし、出走してくる時点である程度の力は出せる仕上がりと見てエエやろ。

それに秋華賞は「前走オークス組」が4連勝中や。今年は1着スターズオンアース、3着ナミュール、5着プレサージュリフト、9着エリカヴィータが当てはまるけど、近年の傾向から久々でも軽くは扱えん。

▼秋華賞の前走レース別成績(過去5年)
オークス[4-0-0-8]複勝率33.3%
紫苑S [1-3-0-18]複勝率18.2%
ローズS [0-1-4-26]複勝率16.1%

最近の秋華賞はオークス組を中心に、紫苑SとローズSの東西トライアル重賞組の争い。特に「紫苑S組」は重賞に昇格した2016年から合計6頭が馬券に絡んでいて、1~3着馬の出走が無かった2018年を除くと毎年1頭以上は来ている。

▼秋華賞で好走した紫苑S組
●21年
2着 ファインルージュ(2人気)

●20年
2着 マジックキャッスル(10人気)

●19年
2着 カレンブーケドール(2人気)

●18年
1~3着馬の出走なし

●17年
3着 ディアドラ(3人気)

●16年
1着 ヴィブロス(3人気)
2着 パールコード(4人気)

重賞になると賞金の増額にともないレースレベルが上がる。また本番まで中3週と出走間隔が短いローズSより、中4週になる紫苑Sの方が調整しやすいからね。

今年と同じく阪神芝2000mで行われた昨年も、紫苑Sを勝ったファインルージュが2着に入った。直線の短い内回りコースを使用する阪神芝2000mと中山芝2000mは好走するのに求められる適性が近い証拠やろ。

今年はさっき挙げた前走オークス組に、紫苑S1着スタニングローズ、2着サウンドビバーチェ、3着ライラックが揃って出走する。これにローズSを勝ったアートハウスがどこまで上積みがあるか。

オレが狙っている1頭は人気の盲点になっているようだし、スターズオンアースの結果次第ではエエ配当になると思うで?

(元JRA騎手)