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【大阪杯】逃げるのは武豊ジャックドール!?「絶好ポジション」から抜け出す馬がコレだ!
2023/4/2(日)

札幌記念以来の1着を目指すジャックドール
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
先週の高松宮記念(G1)では本命候補のナムラクレアが2着と好走しました!
今週は大阪杯(G1、阪神芝2000m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- ①隊列は一塊で平均ペース
- ②前有利コースでの立ち回り
明確な逃げ馬はいませんが、それなら⑨ジャックドールが行くでしょう。スタートをしっかり決めることが大前提ですが、武豊騎手は逃げるのが好きですし、彼が行けば他は無理に競らないはず。
去年はかなり速いペースで逃げていたので止まってしまいましたが、マイペースが叶えば粘りが増す可能性は十分あります。
どのみち先行馬が揃っているのでペースが緩むことはありません。平均ペースを想定します。
1コーナー入口
⑨↑④②↑
⑯⑥①↑
⑭⑬⑦↑
⑩⑧⑤↑
⑮⑫⑪↑
③↑
直線が短い阪神内回りコース。3,4コーナーから直線半ばまで緩やかな下り坂になっているため、オーバースピードになることを警戒してなかなか仕掛けていきにくいです。
そうすると逃げ・先行馬としては外から一気に被されずに済むので余裕を持って、自分のリズムで直線勝負に臨めます。対して、差し・追い込み馬からすると直線に入ってからが勝負になるので、短い直線では末脚を発揮しづらいです。前も簡単には止まりませんからね。
毎年、前にいる馬同士で決まりやすい背景にはコース形態も関係しています。
話を戻しましょう。2番手グループの前目には②マリアエレーナや④ノースブリッジ、①ジェラルディーナ、⑥ヴェルトライゼンデ辺りが続きます。
最内枠を引いた①ジェラルディーナは、下げたらどんどん前に入られて後手に回ってしまうため、序盤からポジションを取りに行くはず。オールカマーと似たような立ち回りです。
先行各馬としては⑨ジャックドールに楽をさせたくないですから、直後に付けて単騎逃げにはさせないでしょう。
⑪スターズオンアースはスタートを決めるかどうか。中間も練習をしているようなので、ポンと出られればもう一列前で運べても。
前が有利なコースですから、馬群の外に出してまとめて差し切ることは決して楽ではありません。2冠馬の底力でどこまでカバーできるでしょうか。
直線入口
④②⑨↑⑯⑥①↑
⑭⑬⑦ ↑
⑩⑧ ⑤↑
⑫⑪ ↑
⑮ ③ ↑
最後は⑨ジャックドールを目掛けて先行馬たちが殺到します。
上位争いに残るためには、スピードを持続するためのパワー、前の馬を交わせるだけの切れ味が必要になります。いい位置を確保しつつ、どれだけ脚を溜めることができるか。
前が総崩れというシーンは考えにくいですが、前が苦しくなったところを⑪スターズオンアースや⑭ヒシイグアスなど差し馬が一気に交わしにかかります。
本命候補:①ジェラルディーナ
穴馬候補:⑥ヴェルトライゼンデ
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をTwitterで配信しています!
(元JRA騎手)
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