【天皇賞・秋】巻き返し狙うノースブリッジ、指揮官が語る前走の敗因とは…

一叩きされて一変を狙うノースブリッジ

一叩きされて一変を狙うノースブリッジ


■天皇賞・秋
ノースブリッジ
奥村武調教師

——前走のオールカマーは7着でした。レース内容を振り返ってください。

奥村武調教師(以下、奥):調教の段階から馬に気持ちが入っていない感じがあって、それが精神的に成長したからなのか走る方にスイッチが入っていないからなのか判別しかねるところがありましたが、レースの勝負どころでも自分からハミを取っていく感じではなかったですし、休み明けがモロに出てしまったという印象です。走り切った感じてはなかったのにレース後の息の入りが良くなかったですし、やはり気持ちが入っていなかった分中身も出来ていなかったのかなと思います。

——今回天皇賞秋を選択した意図は。

奥:他のG2も候補に上がりましたが、この馬もG3、G2と勝ってきていますし、ここで逃げてもしょうがないとオーナーとも意見が一致しているので使うことにしました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

奥:いつも通り在厩調整で進めています。先ほど話したように前走後は息の入りが良くなかったですけど、肉体的なダメージはなかったのですぐ乗り出していますし、いつもと同じパターンで立ち上げることが出来ています。

——10/18(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

奥:ジョッキーに感触を確かめてもらいましたが、もうこの馬のことは分かってくれていますからね。動きが良過ぎて最後はちょっと前に出過ぎてしまいましたが、道中は冷静に走れていましたし追われてからの反応も良くメリハリの利いた走りが出来たと思います。

——昨年に続き2年連続での天皇賞秋挑戦です。レースへの意気込みをお願いします。

奥:強い相手が揃っていますが、先ほど話したようにここから逃げてもしょうがないですからね。何とか負かしてくれれば、と思っています。