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【朝日杯フューチュリティS】先週もズバリ!「絶好のポジション」から抜け出す馬がコレだ
2023/12/17(日)

3連勝でG1獲りを狙うセットアップ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
先週は本命候補のアスコリピチェーノ(3番人気)が勝利を挙げました!
今週は朝日杯フューチュリティステークス(G1、阪神芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>いかに余裕を持って脚を溜められるか
- <2>長い直線勝負で切れ味が求められる
距離や折り合いの不安がなく強気に運べる⑥セットアップが逃げると見ました。1800mで楽に逃げ切ることができたら1600mでも簡単にはバテないだろうという感触があるはず。
これに内枠から①エコロヴァルツ、大外から⑰シュトラウスが続きます。いずれも競ってでも行きたいタイプではないため、すぐ落ち着き平均ペースで流れるでしょう。このペースなら追走に苦労するような馬もいないはずで、団子状態の隊列で進みます。
向正面
⑥↑⑰②①↑
⑭④③↑
⑮⑧⑦⑤↑
⑬⑫⑪⑩↑
⑯⑨ ↑
逃げ・先行馬の直後で追走するのが③ジャンタルマンタル。内枠を引き当て、内目の先行ポジションでジッと脚を溜められるのは理想的です。
⑧ダノンマッキンリーは持ち味の切れ味を生かすためにも直線まで余計な消耗を減らしたいところ。ルメール騎手なら上手く乗ってくるでしょう。
ペースはそこまで速くなく、長い直線と急坂でのタフな勝負に備えるため途中で無理に動くことはありません。
その結果、直線勝負の比重が大きくなります。道中でどれだけ上手く脚を溜められるかが勝敗を左右することになります。
直線入口
⑥↑⑰②①↑
⑭④③ ↑
⑮⑧⑦⑤↑
⑬⑫⑪⑩↑
⑯⑨ ↑
大きな一塊の隊列のまま直線を迎え、この辺りから切れ味で抜け出してこれるかどうかという戦いになります。
そこで中心視するのが③ジャンタルマンタル。ここまで2連勝で来ていますが、まだ余裕残しの仕上げだったように見えます。G1の今回はビシッと仕上げて引き締まり、切れ味も十分に出てきました。絶好のポジションで脚を溜めて、一気に抜け出してくるでしょう。
展開的に面白そうなのが逃げを想定している⑥セットアップ。こちらは溜めが利かないタイプですが、大きなフットワークで体全体を使って走るから一度スピードに乗ったら簡単には止まらない魅力があります。無理のない平均ペースなら粘り込むチャンスは十分です。
本命候補:③ジャンタルマンタル
穴馬候補:⑥セットアップ
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をX(旧Twitter)で配信しています!
(元JRA騎手)
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