【日経新春杯】ブローザホーンが前走競走中止した舞台で巻き返しへ

昨年夏に札幌日経オープンを圧勝したブローザホーン

昨年夏に札幌日経オープンを圧勝したブローザホーン


日経新春杯
ブローザホーン
中野栄治調教師

——前走の京都大賞典は心房細動で競走中止となってしまいました。その後の過ごし方を教えてください。

中野調教師(以下、中):前走は馬にとって可哀想でした。その後は放牧に出して休養をさせましたが、特別な治療をせずに馬が自力で立ち直ってくれたので良かったです。有馬記念にも登録して調整を進めていましたが、除外になったのは仕方ありません。

元々日経新春杯も予定していましたし、ここに向けて順調に調整出来ています。追い切り後には毎回心電図をとってチェックしていますし、心臓にも異常は見られません。

——1/3(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

中:強い負荷をかけ過ぎると体が減ってしまいますし、1週前は息を整えておけば十分だと考えていました。狙い通りの負荷をかけることが出来ましたし、あとは最終追い切りをサラッとやる予定です。

——仕切り直しの一戦となります。レースへ向けて意気込みをお願いします。

中:能力があることは分かっていますからね。あとは心臓だけです。馬は感情を持っている生き物なので、また輸送をして前走と同じ京都競馬場へ行くことで苦しい経験を思い出してドキドキしてしまうかもしれません。前走の出来事がトラウマにならず、無事に走ってくれればと願っています。