【日本ダービー】皐月の雪辱ここで果たした!横山典弘&ダノンデサイルがダービー優勝

ダービー馬に輝いたダノンデサイル

ダービー馬に輝いたダノンデサイル


5月26日(日)、2回東京12日目11Rで第91回東京優駿(G1)(芝2400m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の9番人気・ダノンデサイル(牡3、栗東・安田翔厩舎)が終始先頭を見る好ポジションから運ぶと、直線内ラチ沿いから力強く突き抜けて優勝。勝ちタイムは2:24.3(良)。

2着には2馬身差で1番人気・ジャスティンミラノ(牡3、栗東・友道厩舎)、3着には1馬身1/4差で7番人気・シンエンペラー(牡3、栗東・矢作厩舎)が続いて入線した。

勝ったダノンデサイルは今年の京成杯勝ち馬。続く皐月賞にも出走を決めていたもののレース直前で故障が発覚し、無念の競争除外となっていた。

迎えたダービーでは9番人気の伏兵評価を受けたが、レース運びは順調そのものだった。好位から抜け出す王道の競馬で先頭に躍り出ると、皐月賞馬ジャスティンミラノや、2歳時に後塵を拝したシンエンペラーの追撃も苦にせず堂々の勝利。クラシック初戦を除外となった悔しさをここで見事に晴らし、2024年ダービー馬の称号を得た。

馬主は株式会社ダノックス、生産者は千歳市の社台ファーム

  • ダノンデサイル
  • (牡3、栗東・安田翔厩舎)
  • 父:エピファネイア
  • 母:トップデサイル
  • 母父:Congrats
  • 通算成績:5戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 24年日本ダービー(G1)
  • 24年京成杯(G3)

1着 ダノンデサイル(横山典弘騎手)
「皐月賞で競走除外になって、みんなで改善してきたことは間違っていませんでした。結果につながり、最高のレースになりました。

一週前に乗せてもらった時、良い状態ではないと思いましたが時計が素晴らしかったので、どう変化するか楽しみでした。安田調教師が乗った時に『いいよ』と言っていただけあり、返し馬は自信を持って乗れました。

スタートは注意して最高のポジションに入れたので、慌てず丁寧に乗りました。直線抜けた時、反応良く最後の直線駆け抜けられました。秋にパワーアップした状態を見せるのが楽しみです」

2着 ジャスティンミラノ(戸崎圭太騎手)
「返し馬は落ち着きがありましたが、ゲートは興奮して出負けしました。リズムやポジションよく冷静に走れて直線も伸びましたが、内から一頭来られてしまいました。人気に応えられず申し訳ないです」

3着 シンエンペラー(坂井瑠星騎手)
「スローペースになると思い、前を取りたかったですがゲートが合いませんでした。1~2コーナーでペースが遅くなったところで力みかけましたが、すぐに落ち着いてリズムも良くなりました。直線も最後まで止まらず脚を使ってくれて、馬の状態が良かっただけに勝てなくて悔しいです」

4着 サンライズアース(池添謙一騎手)
「メンタルが弱く、体つきもこれから。スタートして2歩目がイマイチで、後ろから行こうと決めました。コスモキュランダが行ってから1テンポ遅らせて動き、強みである長く良い脚を使おうと思いました。直線しんどくなってから差し返しての4着、ポテンシャルがありますね」

5着 レガレイラ(ルメール騎手)
「いつも通りスタートは遅かったです。2枠で良いポジションが取れず、スローペースで、後ろから行くのは難しかったです」

6着 コスモキュランダ(Mデムーロ騎手)
「ゲートから出たい出たいと勢いあまり、スタートは出遅れてしまいました。ポジションは後ろでしたが展開がゆっくりなので少しずつ上がっていきました。3~4コーナーは思ったより伸びず、ダービーで馬も緊張したのかもしれません」

7着 シュガークン(武豊騎手)
「悔いのないレースができました。頑張りましたが、まだまだと言った感じ。秋が楽しみです」

9着 シックスペンス(国枝栄調教師)
「折り合いの難しさが課題でした。スタート~1コーナー付近も勢いが良すぎて、コントロールが難しかったようです。テンションについて川田騎手からは『ロスが多くなだめようとしたが、ラストで付いていくのに手応えの怪しさを感じた』と言うことです。本来ならグンと行く感じがあるんですけどね」

ダノンデサイル
ダノンデサイル
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