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【日本ダービー】試練の先に栄光あり!クロワデュノールが92代ダービー馬に輝く!
2025/6/1(日)

7950頭の頂点としてダービー馬に輝いたクロワデュノール
6月1日(日)、2回東京12日目11Rで第92回東京優駿(G1)(芝2400m)が行なわれ、北村友一騎手騎乗の1番人気・クロワデュノール(牡3、栗東・斉藤崇厩舎)が道中好位を追走すると、直線力強く抜け出し後続を完封し優勝した。勝ちタイムは2:23.7(良)。
2着には3/4馬身差で3番人気・マスカレードボール(牡3、美浦・手塚厩舎)、3着には1馬身半差で6番人気・ショウヘイ(牡3、栗東・友道厩舎)が続いて入線した。
勝ったクロワデュノールは母がG1英オークスで2着だったライジングクロスという血統。
昨年6月に東京の新馬戦を快勝すると、東スポ杯2歳S、ホープフルSと3連勝しG1馬の仲間入り。前走の皐月賞で初めて土が付き2着に敗れたものの、大目標であるダービーで見事頂点に輝いた。
馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。
1着 クロワデュノール(北村友一騎手)
「大仕事をしてほっとしました。クロワデュノールをダービー馬にしたいのが1番重圧でした。ホープフルステークスを勝ち、2歳チャンピオンになってダービーが現実味を帯びました。レース当日、ここに至るまでの過程が貴重で大きな経験となりました。
馬の雰囲気は本当に良く、自信を持って臨めたし、馬を信じていました。ゲートを出てからは、馬のリズムでストライドを邪魔しないように走ろうと思っていました。1、2コーナーの位置は気にせずレースを運び、直線は手応え良く、馬を信じて追っていたので負けるイメージはありませんでした。
馬の力を見せられて良かったですし、期待に応えられて良かったです。たくさんの人の思いを乗せて走ってくれて感謝しています。ジョッキー生活20年、38年間の人生に全て意味があり、一つ一つ繋がっていると感じました。
斉藤崇史先生と調教過程で事細かく話し合い、信頼できる先生とダービーを制覇でき、チームクロワデュノール一丸となっての勝利と言えます。クロワデュノールがダービー馬になって何より嬉しいです。僕はここで終わりではないし競馬はまだ続くので、ジョッキー生活や人生に活かしていきたいです」
2着 マスカレードボール(坂井瑠星騎手)
「課題のテンションもなんとか我慢したし、状態は非常に良かった。レースは勝ち馬をマークしたいと考えていた。折り合いスムーズだし、この外枠から考えられるレースはできたと思う。最後はしっかり脚を使ったけど、勝ち馬が強かったと思います」
3着 ショウヘイ(ルメール騎手)
「G1レベルで良い競馬ができた。最後までよく頑張った。でも馬場が緩く、3〜4コーナー直線は昨日の雨の影響があって走りのバランスが良くなかった。それでも3着なので秋がたのしみです」
4着 サトノシャイニング(武豊騎手)
「頑張りました。1コーナーで来られた時にエキサイトしてしまいました」
5着 エリキング(川田将雅騎手)
「とても具合良く今日を迎えられた。直線は素晴らしい走りで能力の高さを示してくれた。次につながる良いレースができたと思います」
6着 ミュージアムマイル(レーン騎手)
「スタートの反応は良かったが、スピードに乗るまで時間がかかり、理想より後ろのポジションになった。この馬としてはリズム良く、直線しっかり走って、終いは脚を使って一生懸命走ってくれた。ポジション取りと展開で差が出ました」
7着 エムズ(戸崎圭太騎手)
「パドックで初めて跨ったけど、筋肉の良さや背中の感じも良かった。若さがあって走ることに気持ちが向いていた。ゲートはスムーズで勝った馬の後ろでリズム良くいけた。まだ体が緩く、勝負どころでもたつくところがあったので、今後解消されれば良い。最後ジリジリだけど伸びていました」
- クロワデュノール
- (牡3、栗東・斉藤崇厩舎)
- 父:キタサンブラック
- 母:ライジングクロス
- 母父:Cape Cross
- 通算成績:5戦4勝
- 重賞勝利:
- 25年日本ダービー(G1)
- 24年ホープフルS(G1)
- 24年東スポ2歳S(G2)










※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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