【アイビスサマーダッシュ】快足牝馬が復活!ピューロマジックがレコードタイで重賞3勝目!

初舞台で快足を見せたピューロマジック

初舞台で快足を見せたピューロマジック


8月3日(日)、2回新潟4日目7Rで第25回アイビスサマーD(G3)(芝1000m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・ピューロマジック(牝4、栗東・安田翔厩舎)が中団を追走し、馬場の真ん中から鋭く伸びて優勝した。勝ちタイムは0:53.7(良)。

2着にはクビ差で1番人気・テイエムスパーダ(牝6、栗東・小椋厩舎)、3着には半馬身差で10番人気・ウイングレイテスト(牡8、美浦・畠山吉厩舎)が続いて入線した。

勝ったピューロマジックは全兄に23年韋駄天Sを勝ったメディーヴァルがいる血統。

逃げを武器に勝ち星を量産していた当馬だったが、昨年の北九州記念を勝って以来、勝ち星に恵まれなかった。そのため今回は前走同様に控える競馬で持ち味の快速を活かし、見事レコードタイで1年ぶりに優勝。復活の狼煙を上げる1戦となった。

馬主は株式会社スリーエイチレーシング、生産者は新冠町の村田牧場

1着 ピューロマジック(ルメール騎手)
「外枠が欲しかったけど、これは仕方ないです。スタートも良く出てくれて、彼女はリラックスしていました。残り300メートルからいい脚を使ってくれました。
先生からも、馬の後ろでためられればと指示があった。いい生徒だったでしょ?(笑)
ベストコンディションで使えたことに感謝していますし、GⅢを勝ててよかった。海外に一度挑戦しましたが、また行けるスピードを持っていますね」

2着 テイエムスパーダ(斎藤新騎手)
「前回に比べるとペースが厳しかったし、マークされる形になりました。それで最後は脚が一杯になってしまった。勝った馬の末脚の方が一枚上でしたね。よく頑張ってくれました」

3着 ウイングレイテスト(松岡正海騎手)
「テイエムスパーダの後ろでいいところを走れました。馬自体は前回より良かったし、まだもう少し良くなりそう。今日は力を見せてくれてよかったです」

4着 カルロヴェローチェ(丸山元気騎手)
「スタートが良く、前回と同じ雰囲気で持ちながらラスト300mくらいで追い出しました。勝ちに行った分、残り100mくらいで止まってしまった。この馬にとっては時計が速かったですね」

5着 デュガ(江田照男騎手)
「テイエムスパーダに寄られたのが痛かった。コントロールが難しいところがあるが、良いスピードは見せてくれました」

6着 モズメイメイ(高杉吏麒騎手)
「前回乗った感じより多少は良化していたが、大きな変化はなかったです。伸びるような感じで、ギアが今ひとつ上がらなかったです。1200mくらいでこの馬の良さを出すのもいいですね」

7着 ショウナンハクラク(三浦皇成騎手)
「上手に走ってくれました。ごちゃごちゃする1000mでもしっかり走ってくれた。1200mくらいまでが良さそうです」

16着 コラソンビート(津村明秀騎手)
「競馬前にテンションが上がって、ゲートの中でうるさく、あまりいいスタートが切れなかった。手応えがなく自分から競馬を辞めています。もしかしたらこの条件は合わないのかもしれませんね」

  • ピューロマジック
  • (牝4、栗東・安田翔厩舎)
  • 父:アジアエクスプレス
  • 母:メジェルダ
  • 母父:ディープインパクト
  • 通算成績:14戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 25年アイビスSD(G3)
  • 24年北九州記念(G3)
  • 24年葵ステークス(G3)

ピューロマジック
ピューロマジック

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。