【レパードS】驚異の馬券率6割!人気薄でもお構いなし「激走ポジション」該当馬

後続をちぎる逃げで20年に優勝したケンシンコウ

後続をちぎる逃げで20年に優勝したケンシンコウ


今週行われるレパードステークス(G3、新潟ダ1800m)は、3歳ダート戦線において重要な1戦。

昨年の優勝馬ミッキーファイトはジャパンダートクラシック(Jpn1)でフォーエバーヤングに肉薄、2着サトノフェニックスも盛岡のダート交流重賞、不来方賞(Jpn2)で3着に入りました。

今年の3歳ダート戦線の主役は羽田杯、東京ダービーを制した2冠馬ナチュラルライズですが、この時期に頭角を現す馬も少なくありません。

話をレパードS攻略に戻しましょう。このレースには分かりやすい特徴があります。それは、4コーナー先頭で回ってきた「逃げ馬」が圧倒的な成績を残していることです!

▼レパードS脚質別成績(過去10年)
逃げ [2-2-2- 4] 複勝率60%
先行 [5-6-3-21]  〃 40%
差し [3-2-4-49]  〃 15.5%
追込 [0-0-1-43]  〃 2.3%

●逃げ脚質の主な好走馬
23年 3着 ルクルフロンティア(8人気)
21年 3着 レプンカムイ(6人気)
20年 1着 ケンシンコウ(7人気)
18年 1着 グリム(5人気)
17年 2着 サルサディオーネ(12人気)
16年 2着 ケイティブレイブ(1人気)

新潟ダ1800mはほとんど平坦なコース。また、コーナーの角度がキツイため、基本的に後方から追い込むのが難しく、逃げ先行馬が有利な条件です。

その中でもキャリアの浅い3歳限定戦のレパードSでは逃げ馬の活躍が際立っており、今年も前々で粘り込む馬に注目すべきでしょう。

ここで問題となるのは、どの馬が逃げるかという点。過去10年の好走馬を振り返ると、17年2着馬サルサディオーネのように、ハナ絶対のタイプはもちろんのこと、20年1着馬ケンシンコウなど少なくとも「1度は逃げた経験がある馬」が、本番でも同様のレース運びをしています。

上記の傾向を今年のメンバーに当てはめると、意外にも過去4コーナー先頭の競馬をした馬すら片手で数えられるレベル。スタートから逃げて好走した馬となると、下記の3頭しかいません。

シンビリーブ
→阪神ダ1800m1勝クラス2着など
ポールセン
→青竜S(OP東京ダ1600m)1着
ロードラビリンス
→もちの木賞(1勝京都ダ1800m)2着

この中で注目はオープン特別の青竜Sを鮮やかに逃げ切ったポールセンでしょう。内目から好スタートを決めれば、前走と同様のレース運びが期待できます。過去の傾向が示すレパードSの勝ちパターンに最も近い1頭です!