【東スポ杯2歳S】黄金タッグ再び!ルメール×木村厩舎が送り出す新星・パントルナイーフが重賞初V!

鋭い脚色を見せ、初タイトルを手にしたパントルナイーフ

鋭い脚色を見せ、初タイトルを手にしたパントルナイーフ


11月24日(月)、5回東京6日目11Rで第30回東京スポーツ杯2歳S(G2)(芝1800m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の3番人気・パントルナイーフ(牡2、美浦・木村厩舎)が中団で脚を溜め、直線では外から鋭い末脚で上がり32.9秒をマーク。後続の追撃をアタマ差しのいで優勝した。勝ちタイムは1:46.0(良)。

2着にはアタマ差で5番人気・ゾロアストロ(牡2、美浦・宮田厩舎)、3着には1馬身差で2番人気・ライヒスアドラー(牡2、美浦・上原佑厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたダノンヒストリー(牡2、美浦・堀厩舎)は7着に敗れた。

勝ったパントルナイーフは24年ダービー卿CTを制したパラレルヴィジョンを全兄に持つ血統。8月の新馬戦こそ2着に敗れたものの、前走、中山の未勝利戦で初勝利。これまでと同じ1800mの重賞に挑み、見事初タイトルを手にした。

なお、鞍上のルメール騎手、管理する木村哲也調教師にとって、21年にイクイノックスで制して以来となる2度目の東スポ杯2歳S制覇となった。

馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は新冠町の新冠橋本牧場

1着 パントルナイーフ(ルメール騎手)
「ペースが早かったです。馬はリラックスしてポジションも良かった。直線坂を上っても手応えがよく、フルスピードをお願いしたらスピードアップしました。

伸び代があるのでもっとよくなると思います。デビュー戦は超子供だったけど、レースごとに強くなって仕事がわかるようになった。G1を目指していきたいです」

2着 ゾロアストロ(マーカンド騎手)
「スタートは出てくれて、良いポジションで運べた。3コーナーからふかし、完璧なレースだったが、先頭に出たらふわっとして勢いがなくなってしまった。バランス整えてもう一度伸びましたが、マイルより1800mの方が良いと思います。」

3着 ライヒスアドラー(佐々木大輔騎手)
「メンコをつけてだいぶ落ち着いていましたし、レースも上手でした。(直線は)もう少し広いところに出してあげたかったです」

4着 テルヒコウ(坂井瑠星騎手)
「楽なペースで行けましたし、強い馬相手によく頑張ってくれました」

5着 ラストスマイル(杉原誠人騎手)
「前走は楽に行けましたが、今日は相手が強かったです。ゆるさも残っており、行き脚が良いわけでもないですが、逃げた馬の後ろで我慢出来ましたし、最後まで食らいついてくれました。この馬にとって良い経験になったと思います」

6着 サレジオ(プーシャン騎手)
「ペースが遅かったです。自ら動いていきましたが、最後は止まってしまった。1600mの方が良いと思います」

7着 ダノンヒストリー(レーン騎手)
「ゲートでソワソワして良いスタートが切れなかったです。後ろのポジションになったが道中は良いリズムでした。最後の勝負所で、思いの外ワンペースになってしまいました」

  • パントルナイーフ
  • (牡2、美浦・木村厩舎)
  • 父:キズナ
  • 母:アールブリュット
  • 母父:Makfi
  • 通算成績:3戦2勝
  • 重賞勝利
  • 25年東スポ杯2歳S(G2)

パントルナイーフ
パントルナイーフ

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