ハービンジャーが135ポンド/ワールドサラブレッドランキング

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『2010年度ワールドサラブレッドランキング(WTR)』がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表された。
2010年1月1日(金)から12月31日(金)までに出走した馬を対象としたもので、国際ハンデキャッパー会議において決定されたもの。

115ポンド以上329頭(実頭数)の馬がランク付けされたが、国別では、米国84頭、英国60頭、豪州43頭、仏国32頭に次いで日本は30頭(前年より2頭増)で、世界第5位となっている。

ワールドチャンピオンは、135ポンドのハービンジャーとなった。これはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを11馬身差で圧勝した時の評価。このレーティングは2004年にワールドサラブレッドランキングが始まって以降、L・Eの距離区分では最高値となる。

第2位は、BCクラシックでゼニヤッタを破り優勝したブレイムで、レーティングは129ポンド。同馬は昨年5戦4勝でG1を3勝している。
第3位はジャックルマロワ賞でゴルディコヴァを破ったマクフィ、ドンHを圧勝したクオリティロード、英ダービーと凱旋門賞を勝ったワークフォースの3頭が128ポンドで並んでいる。

牝馬のトップはゴルディコヴァゼニヤッタで、125ポンドで並んで総合第11位タイにランクイン。
ゴルディコヴァは、昨年G1を6戦して5勝、BCマイル3連覇という偉業を達成した。BCマイルでの評価が125ポンドとなる。ゼニヤッタは、BCクラシックで惜しくも2着と敗れたが、それまではデビュー以来無敗の19連勝を達成。BCクラシックとヴァニティHでの評価が125ポンドとなる。

日本調教馬は、凱旋門賞でワークフォースにアタマ差の惜しい2着となったナカヤマフェスタが127ポンドという高い評価で第6位タイとなった。これは歴代の日本調教馬の中で、エルコンドルパサーの134ポンドに次ぎ、ディープインパクトと並ぶ史上2位タイとなる。

ブエナビスタ(天皇賞(秋)1着・ジャパンカップ2着(1位入線降着))とヴィクトワールピサ(有馬記念1着)が121ポンドで第26位タイに並んだ。
ブエナビスタの121ポンドは、4歳以上牝馬・芝のI・Lコラムでのトップタイとなるもので、また1996年のファビラスラフイン、2005年のシーザリオ、2008・2009年のウオッカの120ポンドを上回り日本の牝馬としては歴代トップとなる。
その他、ドリームジャーニー(京都記念3着)、ペルーサ(天皇賞(秋)2着)、ローズキングダム(ジャパンカップ1着)が120ポンドで第43位タイ、などとなっている。

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