登り詰めた大舞台

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前走スワンSで、重賞挑戦11度目で念願の重賞初制覇を飾ったスーパーホーネット(牡4、栗東・矢作厩舎)。
思い通りの調整ができて最終追いも抜群の動きを見せていただけに、陣営もこの勝利は嬉しかったに違いない。
「不安のない仕上げで自信を持って送り出せたので、いい勝負になると思っていた。馬体もふっくらとしていたし、本当に力を付けているね。次はマイルCSを目標に仕上げ直します」と矢作師とニッコリ。

スワンSで10着だったタマモホットプレイ(牡6、栗東・南井厩舎)は、次走京阪杯で巻き返しを期す。
「道中ぶつけられる不利。あれが痛かった。スムーズなら…もう少し走れていたはず」と南井師は悔しがる。
なお鞍上は渡辺騎手にバトンタッチされる。

スワンSで7着に敗れたペールギュント(牡5、栗東・橋口厩舎)は、マイルCSには向かわず京阪杯に出走する。
「短い処の方がいいので1200mへ。展開がハマるといいね」と橋口師。

天皇賞(秋)で11着だったローゼンクロイツ(牡5、栗東・橋口厩舎)は、ジャパンカップへ。
「内で終始馬場の悪い処を通ったぶんスムーズさを欠いた」と橋口師。

マイルCSに向かうスズカフェニックス(牡5、栗東・橋田厩舎)が、坂路で52秒3-38秒6-25秒8-12秒9の時計をマーク。
ゆったりとローテーションを開けたことで調子を持ち直してきた感じ。
「少しずつ馬体の張りが戻って良くなってきてますよ。調整も順調に来ています」と児玉助手も笑顔。

来週のエリザベス女王杯にも登録しているソリッドプラチナム(牝4、栗東・田中章厩舎)は、同レースを自重して、12月15日(土)の愛知杯に向かうことになった。
「放牧から帰って日が浅いし、GIでメンバーも揃っている。無理して使うこともない」と田中章師は説明してくれた。
今年は昨年(3着)以上の成績を狙うつもりだ。

清水Sでこれまでにない切れ味を披露し、オープン入りを果たしたゴールドキリシマ(牡3、栗東・梅田康厩舎)は、次走中日新聞杯で重賞初制覇を狙う。
「コーナーが2つだと上手に競馬ができている。今度はスタートして4つあるのでその辺りがポイントになるね。でもオープンでも通用する力は持っているよ」と西橋助手は期待を込める。