【サマーチャンピオン】スーニが復活!川田騎手は地元・佐賀で重賞初V

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8月16日(火)、佐賀競馬場場で行われた第11回 サマーチャンピオン(JpnⅢ)(3歳上、ハンデ、1着賞金:2,100万円、ダート1,400m)は、川田将雅騎手騎乗の4番人気・スーニ(牡5、栗東・吉田厩舎)が優勝。勝ちタイムの1:23:8はヴァンクルタテヤマが一昨年に記録した時計を1.4秒短縮するレコードとなった。

2着には4馬身差で1番人気・トーホウドルチェ(牝6、栗東・田島良厩舎)、3着には3番人気・ダイショウジェット(牡8、栗東・大根田厩舎)がそれぞれ入っている。

レースはエーシンクールディがハナ。差がなくスーニが外目2番手を追走し、トーホウドルチェが3番手。3コーナー過ぎで、スーニが押し切りを図り、先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けずレコード勝ち。
2着にはハナ争いを一旦は避けるように3番手に控えたトーホウドルチェ、3着のダイショウジェットは離れた中団から徐々にポジションを押し上げて入線。

スーニはデビューから4連勝で全日本2歳優駿(Jpn1)を制覇。その後も、JBCスプリントなどの交流重賞を中心に活躍し、重賞5勝を挙げていたが、昨年のサマーチャンピオンを境に成績が下降線。勝ち星から見放される時期が続いたが、復活をアピールした。 同馬の馬主は吉田和美氏、生産者はアメリカのHighclere Inc.。馬名の意味由来は「イタリアの地名」。

【川田将雅騎手のコメント】
「最近はスタートも速くなかったのですが、去年は外に逃げて苦しがるところをみせていたので、早めに前につけることを心掛けました。勝った時よりも、負けたレースのことの方が覚えているもので、去年はこのレースで圧倒的な1番人気に応えられなかったので、なんとか借りを返したいと思っていました。 今日は道中で力むところがあったのですが、力むこと、掛かることは、この馬にとって前向きに走っているので、いいことでした。結果、早めに抜け出しましたが、バテることはないと思っていました。
多くの機会がありながら、佐賀で一度も勝ったことがなかったですし、佐賀競馬場出身として、なんとかこの大きな舞台で勝ちたいと思っていました(川田騎手の父や祖父などが、佐賀競馬場の調教師などを務めている)。
(日曜日に小倉、月曜日に盛岡、火曜日は佐賀と)それだけ忙しくて疲れましたが、盛岡でもファンの声援を頂けましたし、今日もこうして、佐賀でファンの前に立って話せることをを嬉しく思います。今後も、佐賀で乗る機会がたくさんあると思うので、応援よろしくお願いいたします」

スーニ
(牡5、栗東・吉田厩舎)
父:Soto
母:Enabru
母父:Roanoke
通算成績:29戦9勝
その他の重賞勝利:
09年JBCスプリント(G1)
08年全日本2歳優駿(G1)
08年兵庫ジュニアGP(G2)
10年東京スプリント(G3)
10年黒船賞(G3)



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