専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【府中牝馬S】美浦まで話が伝わってきたゾ!
2019/10/13(日)
どうも!美浦の古川です。
台風19号の影響で土日の東京競馬が中止。大きな被害に遭われて競馬どころの状況ではない方々には、まずは心よりお見舞い申し上げたい。
開催スケジュールがガラッと変更になってしまったが、競馬以前に人馬の安全が第一。自然現象だからこれも仕方ない。
自分にできること、明日の開催を楽しみにしているファンの為になる情報を精一杯お伝えしよう思う。
まず、明日の東京で一番楽しみにしているのが最終の東京12レース。骨折明けで、7ヶ月ぶりとなる⑧フジノタカネ(牡3、美浦・手塚厩舎)なんだ。
休養前の結果は振るわなかったが、脚元が固まっていなかったことが大きい。今回はブランク明けでも仕上がりは良く、得意の左回り。「プラス体重での出走になるけど、大半が成長分。1勝クラスなら力が上ですですよ」と師も随分自信ありげだった。
久々なのと地味な現級実績でそれほど人気にはならない筈だから、馬券的には絶好の狙い目となりそう。少し手広く買っても十分楽しめるだろう。
順番が逆になっちまったが、メインの重賞・府中牝馬Sは関西馬の⑬クロコスミア(牝6、栗東・西浦厩舎)から入りたい。
6歳牝馬だけど衰えたイメージは一切ないし、このレースは一昨年勝って昨年が5着。札幌記念のときはデキが一息だったらしいが、あれを使って状態がグンと上向いたよう。
美浦にもそういう話が入ってきたくらいなので、関東馬ではないけど推奨させてもらう。
人気を集めるのは4歳馬だが、全くヒケをとらないどころか、この条件だったら能力上位を見せ付けるシーンまであるとみている。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。