四方山話

どうも!美浦の古川です。

今週から東京開催がスタート。この時季は競馬界の年度替わりで、今開催を最後に引退をする調教師や厩舎スタッフが居る。美浦所属では大久保洋吉鈴木康弘畠山重則師と3人の調教師が定年引退となるが、中でも鈴木康師は10年以上にわたって毎週、個別取材を受けていただいた存在だ。

鈴木康師は1994年から10年にわたり日本調教師会会長を務めた美浦の重鎮。仕事に関しては厳しく、厩舎スタッフは一切、手が抜けないほどだと聞くが、取材の際の受け答えからはあまり想像ができない。また、出走する管理馬のジャッジも的確で、信頼が置けることは言うまでもない。

鈴木康師曰く「今週はアデイインザライフセイコーライコウが良い」と、注目2頭に色気を持っている様子。前者のアデイインザライフはデビュー勝ちした時から「何としてもクラシックに乗せたい」と期待していた素質馬で、皐月賞出走まで漕ぎ着けた。後者のセイコーライコウは昨夏アイビスSDを勝っており8歳馬ながら元気一杯で、この2頭は勝ち負けを含めて馬券圏内と言えるのではないか。

穴ズバ

新馬勝ちした当時のアデイインザライフ。馬の右が鈴木康師


穴ズバ

アイビスSDを制したセイコーライコウ


この時季といえば解散前の厩舎が激走する事がしばしばあるが、鈴木康厩舎にも、もう一花を咲かせて欲しいと思っている。先週の京都牝馬Sでは15番人気のゴールデンナンバーが2着に激走したように、今週も二匹目、三匹目のドジョウとなるか、目が離せない。