装いも新たにリニューアルした三ツ星穴馬が初陣で大仕事!

先週のNHKマイルCでは単勝26.1倍1着パンジャタワー(9人気)をズバリ。これには多くの反響が寄せられました。記事を参考に馬券を的中された皆さま、おめでとうございます!

⇒NHKマイルCの三ツ星穴馬はコチラ

新たにリニューアルした三ツ星穴馬はコーナー名の大元になった「ミシュランガイド」の内容に寄せて、激走が期待できる穴馬候補を星1~3段階で評価。従来のデータ一辺倒ではない研究員独自の視点も加え、“人気はないけど美味い穴馬”をコンセプトに紹介しています。

NHKマイルCのパンジャタワーは、まさに研究員独自の視点がハマった一戦。芝1400mまでしか勝利経験がなく、前走はベスト条件とも言えるファルコンSで4着に敗れた直後とあって、「1600mは長い……」と考えられたファンも少なくないのではないでしょうか。

しかし、リニューアルした『三ツ星穴馬』を担当する凄腕研究員は、「昨年のNHKマイルCで10番人気の低評価を覆し、3着に激走したロジリオンの再現が期待できる1頭」として推奨、見事にリニューアル初陣を飾りました!

春の古馬女王を決めるヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600m)も、新星・三ツ星穴馬にお任せ。競馬に人生を賭けた研究員渾身の厳選穴馬にご注目ください!

本命じゃない。でも、美味い。

ヴィクトリアマイル・推奨穴馬


15ソーダズリング

📝 推奨理由

ヴィクトリアマイルを攻略するうえで、先ほど馬名を挙げたテンハッピーローズの激走理由を紐解く必要がある。同馬も当時は先週のNHKマイルCを勝ったパンジャタワーと同じく芝1600mで勝利経験が無く、距離適性を疑問視されて14番人気に甘んじていた。

ところが結果はご存知のとおり。前半3ハロン33秒8と芝1200m戦に匹敵する速い流れも味方したとはいえ、大外から上がり33秒9の末脚で豪快に差し切ったのは記憶に新しい。

先週のNHKマイルCも前半3ハロン33秒4の超ハイペースで前に行った馬が壊滅。直線勝負に賭けたパンジャタワーの末脚が生きる流れとなっており、この結果から浮かび上がるのは展開次第でスプリンター志向の強い馬であっても、東京芝1600mで激走する可能性を秘めているということ。

この仮説から浮上する激走候補がソーダズリングだ。3歳春に東京芝2000mのフローラSで2着があるものの、行きたがる気性を考慮して古馬になってから距離を短縮。24年に芝1400mの京都牝馬Sを制し、同年には芝1200mの高松宮記念にも挑戦した。

25年も前々走で阪神芝1400mの阪急杯で3着に好走。約1年半ぶりのマイル戦となった前走の阪神牝馬Sで6着に敗れたことで、今回は人気薄に甘んじている。

ちなみに24年の覇者テンハッピーローズも実績は芝1400mに集中。阪神牝馬Sでは6着に敗れており、臨戦過程が酷似しているのは注目だろう。終いの生きる流れになればテンハッピーローズの再現があっても驚けない。

最後に。当コーナー限定で興味深い事実を1つ紹介したい。世間では先週のNHKマイルCで逃げ先行馬総崩れの結果を受けて、「今週は前に行く馬が少ないし、ペースが遅くなるのではないか?」という意見が散見される。

しかし、NHKマイルCで1分31秒4のレースレコードが出た2010年のヴィクトリアマイルは、事前の予想では逃げ馬不在でスローの流れが大勢を占めていた。ところがフタを開けてみればレースは前半3ハロン33秒8のハイペースとなっているのをご存知だろうか?

勝ったブエナビスタは後方から大外一気、2着には4番手を追走したヒカルアマランサス(8人気)が入ったものの、3着には4コーナー13番手からニシノブルームーン(11人気)が追い込んだ。

結局、ゲートが開くまで展開は読めない。だからこそソーダズリングのような決め手を持つ馬を、人気薄で押さえておく価値があるのだ。

📌 総評

ヴィクトリアマイルは、4歳以上の牝馬にとって、春の最大目標となるスピードと瞬発力が問われる華やかなレースです。東京競馬場の長い直線を舞台に、トップクラスの能力を持つ牝馬たちが繰り広げるハイレベルな戦いが見どころとなります。

特に今年は東京のマイル戦を得意とする馬や、鋭い決め手を持つ馬が栄冠に近いと言えるでしょう。