騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【中山金杯】充電満タン!レジェンドが強火のエネルギーで金杯を狙う!
2026/1/3(土)
| 当週 栗東坂路(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 50.8 | 37.2 | 24.3 | 12.1 | 強め | ||
皆様、新年あけましておめでとうございます。本年も何卒、このコーナーを宜しくお願い致します!
今年は変則開催で4日から東西金杯がスタート。追い切りも変則になるし、馬の状態面が非常に重要になってくる時期。
まして5日の月曜も開催があって、翌週が3日間開催だから尚更だよね。関係者の方には体に気を付けて頑張ってほしいな。
中山金杯、今年最初のナンバーワンはケイアイセナだ。明けて7歳になるけれど、奥手の血が開花したみたいだね。
昨夏の函館ではオープン特別をレコード勝ち。その後に札幌記念でも4着だから地力強化が著しい。この充実度はは評価していい。
今回は札幌記念以来の実戦。帰厩後は坂路で50秒台を2本入れてよく動けている。休ませてさらにパワーアップしたようだし、中山の舞台はいかにも合いそうだ。
今年は年末からの間隔も短いし、今は昔と違うところもあるんだけれど、美浦の年始の過ごし方は様々。僕がジョッキーのころは、2日から追い切りが始まって、まずは厩舎回りをしていた。
お年賀を渡して1厩舎あたり30分くらいは飲んでいたかな。何厩舎か回ったあと、午後1時からは某先輩たちと集まって夕方まで飲んでいたものだよ。
朝から晩まで一体どれだけ飲むんだよと思う方もいらっしゃるかもしれないけれど、お正月だし許してね(笑)
当時は美浦に住んでいるジョッキーも多くて、それぞれの社宅で餅つきもあった。月に1回は焼肉パーティーもあって盛り上がっていたものだよ。
今は美浦の社宅ではなく、外に自宅を持つ人間がだいぶ多くなった。こういうイベントごとも少なくなったね。それはそれで寂しいな。
話は変わるけど、今年は午年"だよね。これは聞いた話なんだけれど、2026年は"丙午(ひのえうま)"とされていて、十干の丙(ひのえ)は"火の"、十二支の午(うま)は"火"を意味していて、火と火が重なる分、非常に強力なエネルギーが溢れる年とされているそうだ。
今年も名馬が生まれてまたファンに感動を与えてほしいし、皆様にとっても競馬からパワーをもらって1年を駆け抜けてほしいな。
アンゴラブラックは3連勝後の前走が初重賞挑戦で2着と、この馬も勢いがある。中間もシッカリと負荷をかけて、戸崎騎手が跨った1週前のWコースではラクラクと先着していたように、素晴らしい伸びだった。
グランディアは間隔が詰まっているので、31日に上がり重点の追い切りをこなしていた。順調に来ているようだね。前走後にジョッキーも「2000mくらいあった方がいい」と言っていたようだし、上積みもありそうだ。
最後にリフレーミング。1週前のCWコースでは長めから追ってシッカリと時計も出せていたし、前走の競走中止の影響はなさそう。最近の成績は冴えないけれど、衰えもないし、この動きなら侮れないと思うぞ。
アンジュアルディ
日曜の狙い目は京都から。7Rのアンジュアルディを取り上げてみたい。前走は5着だったんだけれど、6か月半ぶりの実戦だったし、早めに外から来られた分もあったと思う。
この舞台では3走前に圧勝しているし、京都コースなら一変する可能性も十分あるんじゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。




