騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【ヴィクトリアマイル】迫力満点!レジェンド・中野栄治元調教師も動きに太鼓判!
2026/5/16(土)
| 1週前 美浦ウッド(稍重) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 83.8 | 65.9 | 50.4 | 35.3 | 11.1 | 直線一杯 | |
春の東京G1も2週目。来週からはクラシック第2弾となるオークス、第3弾となる日本ダービーと続いていくね。ファンの方々の盛り上がりも増しているんじゃないかな。
ちなみに僕はオークス前日の土曜日に東京競馬場に行ってくるよ。これは私事だけど、先日、孫娘が結婚してね。そのお祝いも兼ねて親族で競馬観戦してくるんだ。
競馬観戦はいいんだけれど、夜の宴に関しては本当は行きたいところがあるんだよなぁ…。めでたいことに不満を言っちゃいけないんだけどね(笑)
行きたいところというのは、東京の八王子にある"うかい鳥山"という料亭。知っているかな?広大な日本庭園の中に離れの個室が点在していてね。府中に住んでいた時は仲間内でよく行ったものだよ。
現代の回転寿司にあるレーンじゃないけれど、当時はどんぶり鉢に入った料理が庭園内を流れる川(水路)に乗って運ばれてくる珍しい演出があったんだ。
さすがに今は衛生管理の観点や建物の改築などでそのシステムはなくなった。懐かしいね。秋には美しい紅葉を見ながら箸を進めるのもまた一興。機会があればそんな贅沢な時間を一度味わってみてほしいな。
話を本題に移して、今週のナンバーワンはエンブロイダリー。
実質的な追い切りとなった1週前のウッドでの動きが圧巻。相手が未勝利馬とはいえ終いの突き抜け方は迫力があった。
今週は相手に合わせる形で余裕綽々に坂路を駆け上がってきたし、リラックスして良い雰囲気。前走逃げて勝ったことで実戦での折り合いがカギになるだろうけれど、この動きなら状態面に心配はないね。
クイーンズウォークも1週前の動きが際立っていた。2頭を前に置いて直線は内に潜って、加速が付いてからの脚はさすがに迫力があったね。鞍上の西村淳騎手も3週連続コンタクトを取っているし、テン乗りも問題ないはず。叩いた上積みは大きそうだ。
カムニャックは秋華賞で精神面のモロさを露呈してしまったが、注目の復帰戦でその課題を克服。まだ危うさは残っているものの、中間の調整過程からは大丈夫じゃないかな。もうひと絞りできそうな前走から身も締まってきた印象。こちらも上積みは十分。
最後にラヴァンダ。前走は1週前にやりすぎた事が影響したらしいので、今回は単走で馬任せ。今週の坂路でもダイナミックな動きで、この調整が功を奏す可能性はあるよね。得意の舞台に戻ればG1でも侮れない存在だと思うよ。
ジュワネング
ハナに行けるかはわからないけれど、東京6Rのジュワネングの一変に期待したいね。少頭数の東京は歓迎。鞍上にレーン騎手を配して、ここはチャンスがあるんじゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。





