土曜東京11R ダイヤモンドS(G3)(芝3400m)

当初、良馬場ならモンドインテロで堅いと思っていた。ただ、東京は午後からかなりの雨が降る予報。水捌けを誇る東京の芝も、どうやらメインの時間帯には不良馬場まで悪化することが濃厚。ならばスタミナに加えて、道悪適性が重要となろう。⑮カムフィーで逆転だ。

去年のこのレースで3着、そして去年のステイヤーズS2着と、切れが要らずひたすらスタミナが求められる舞台で結果を出してきた。しかも共に格上挑戦だったのだ。資質の高さが窺える。ダンスインザダーク×ノーザンテースト×リアルシャダイというひたすら単調なスタミナとパワーが与えられた血統に魅かれる。
道悪は連対を外したことがない巧者で、めったに不良にならない東京の不良馬場でも2着をマークしている。またDコースの道悪は、外差しに急激に傾くのが常。枠も良い。

近親のネオブラックダイヤも出ているが、面白いのは51キロと恵まれたこの馬だ。母方にカムフィー同様、ノーザンテーストにリアルシャダイが入っている。初の長距離だが、血統からは隠れステイヤーの素質あり。渋った馬場も、母の父がトニービンなら、近親のネオブラックダイヤと違って苦にしないだろう。

相手筆頭は、やはり⑪モンドインテロ、以下③ファタモルガーナ。そして⑩トゥインクル、⑬ネオブラックダイヤ、②ホッコーブレーヴ、⑦タンタアレグリア。ここまでが連対候補。なお⑯フェイムゲームは、今年の臨戦過程に不安。来ても3着程度だろう。