水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中山11R 中山記念(G2)(芝1800m)

◎本命馬
⑩アンビシャス
牡4、栗東・音無厩舎、ルメール騎手

3世代の皐月賞馬が顔を揃えた豪華版。そこにリアルスティールが加わる。近年にないハイレベルの中山記念となった。

ただ、冷静に見てみれば、ドゥラメンテは骨折明けでの9ヶ月ぶり、しかもこのあとにドバイ遠征を控えている身。無理な競馬はしてこないだろう。7割でも勝てると判断すれば本命でもいいのだろうが、そこまで軽いメンバーではない。
イスラボニータにとっては、今年は願ってもない良馬場になりそう。ただどうにも詰めが甘く、何かにやられる恐れは大きい。そしてロゴタイプは6歳となり、下降線は否めない。
ここらで久々にタイトルの欲しいリアルスティールかとも思ったが、おそらく小回り適性と1800m適性ならリアルを上回ると思えるのが⑩アンビシャスだ。福島でのコーナーリングは紛れもない小回り巧者。しかも母がエルコンドルパサー×レインボウクエストとくれば、パワーならどの有力馬より上であり、東京で切れ負けしていた分、中山への適性で逆転可能だ。

$お宝馬
⑦ラストインパクト

ディープインパクト産駒の場合は、過去のこのレースでリアルインパクトやステファノスのように、母の父がダート兼備のパワー血統の方が好走している。休み明けでやや太いのかもしれないが、母の父がティンバーカントリー、そしてナリタブライアンの近親という良血牝系に期待したい。

上位評価は②リアルスティール⑥イスラボニータ、アタマなしで⑨ドゥラメンテ③ロゴタイプ