水上学の血統トレジャーハンティング

土曜札幌11R 札幌2歳S (G3)(芝1800m)

◎本命馬
⑧タガノアシュラ
牡2、栗東・五十嵐厩舎、武豊騎手

クラシックへの登竜門のような扱いをされることが多い重賞だが、勝ち馬からは08年のロジユニヴァースを最後に、翌年のクラシックを勝った馬は出ていない。負けた馬からは、かつてはアヴェンチュラやゴールドシップが出ていたが、近年は一昨年3着のレッツゴードンキくらいで、3歳になって重賞を勝つ馬もなかなか出て来ない。
つまりは、それだけ早熟性、完成度の方が重要で、もちろん洋芝適性、小回り適性などが出やすいということ。その点を踏まえて、⑧タガノアシュラには逆らえない。

デビュー戦でレコードを出せるくらいだから、間違いなく完成度は高い。さらにこのレースで2勝しているマンハッタンカフェの産駒、しかも叔父は、種牡馬としてこのレースで2,3着馬を送り出しているステイゴールド。共に洋芝小回りの得意な種牡馬でもある。勝ち負け濃厚だ。

$お宝馬
⑩ディープウォーリア

意外と印が薄めだが、前走稍重での1分52秒1は、もっと評価されて然るべき。ディープインパクト産駒にとって得意コースだったのに、今開催の札幌1800mでは不振だったが、この2週で2勝、2着1回とにわかに盛り返してきたのも後押し。母アマノチェリーランはデインヒル系にムトトの配合で、洋芝はとても合うはず。

上位評価は③インヴィクタ⑨コリエドール。押さえで④トリオンフ⑫アドマイヤウイナーだ。