水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中京11R チャンピオンズC(G1)(ダート1800m)

◎本命馬
②アウォーディー
牡6、栗東・松永幹厩舎、武豊騎手

ホッコータルマエ、タガノトネールが残念なことになってしまったが、それでも全く色褪せないほど、現在のダートの顔役たちが揃った。それだけに勝ち切るのは並大抵のことではないが、勢いに賭けたい。②アウォーディーが本命だ。

まず、ローテーション的に圧倒的優勢の前走JBCクラシック組である。1頭も3着に入れなかったのは、過去10年で09年の1度しかない。
何より信頼できるのは自在性。そしてその血統だ。父ジャングルポケットは、今や芝ではスピード不足、瞬発力不足の産駒が多く、完全にパワー型に特化した。そして異父妹弟のダートでの成功ぶりを見れば、母ヘヴンリーロマンスがサドラーズウェルズのパワーを抽出して伝えているとしか考えられない。さらにリボーの血が入っていて、大舞台向きのスケールも十分だ。良馬場でも道悪でも、位置取りに関係なく上がり最速をマークできる力は、ここでも1枚上だ。
ダートで6戦無敗、無敗街道は7つに伸びるとみた。雨になっても問題ない。

$お宝馬
⑭アポロケンタッキー

10月以降4戦目という強行軍は懸念されるが、常識にかからないところがある馬だ。ブラジルCの大敗は、休み明けながら激闘だったシリウスSの反動から中2週で、仕上げ切れなかったのが原因とみる。みやこSは内容的には楽で、ここへ向けて疲れを残さない競馬だった。最大のネックだった枠をクリア。なんとしても外枠がほしかっただけに、ここは迷わず馬券のキモとしたい。

相手は⑦ラニ⑤ロワジャルダン⑧サウンドトゥルー、押さえで⑨ノンコノユメ⑫ゴールドドリームだ。