水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R 天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)

◎本命馬
⑭サトノアラジン
牡6、栗東・池江厩舎、川田騎手

日曜の東京は道悪必至で、軸馬から流せるほどの簡単なレースではなくなった。Bコース替わりとはいえ、先週は馬場の3分から4分どころをほとんどの馬が通っていて、移動柵による内の恩典はほぼないと見て良いだろう。外目からの差しに利が出る馬場と考える。

馬連なら上位のボックスでもいいくらいで、3連馬券なら3列目は手広く取るべきレース。とにかく雨中決戦は難解極まりない。

軸とした⑭サトノアラジンは、外枠がほしい馬にとって絶好の枠が引けた上に、外差し馬場がなおさら好都合となる。全姉ラキシスは不良馬場の大阪杯(G2)を完勝、重馬場のエリザベス女王杯を僅差2着。道悪は相当上手い血筋である。

毎日王冠を差し損ねた馬の好走が目立つ傾向もあり、さまざまな状況が好走を指している。唯一の心配は、ヒモが大半となってしまう6歳以上であること。おそらく瞬発力で若駒に見劣るからということだろうが、このあたりも、渋ったことによるパワー勝負で解消できないか。

$お宝馬
①サクラアンプルール

東京芝の道悪におけるキングカメハメハ産駒の安定度も高い。とくに同産駒①サクラアンプルールは、サトノとは逆に内枠が欲しかったクチで、これも絶好の枠となった。半兄サクラメガワンダーは秋天では不振だったが、近親には秋天馬サクラチトセオーがいる。

上位評価は⑬グレーターロンドン⑦キタサンブラック⑨ソウルスターリング。押さえで②サトノクラウン⑮マカヒキ。以下3着候補で⑤ヤマカツエース④リアルスティール⑫ステファノス⑪ロードヴァンドール