水上学の血統トレジャーハンティング

日曜京都11R マイルチャンピオンシップ(G1)(芝外1600m)

◎本命馬
⑫イスラボニータ
牡6、栗東・ルメール騎手、栗田博厩舎

毎年予想が難しいこのマイルCS。今年も例に漏れない。

当初は、単騎逃げでかつ意外と現代競馬の主流父系を集中させている、スケールの大きな血統であるマルターズアポジーを本命にしようかと考えた。しかし、1800m以上だとハイペースの気っ風の良い逃げになるが、マイルだとスロー。つまり距離問わず同様の逃げしか引き出しがない。となると、馬群が固まり気味で、切れる馬に雪崩を打って交わされる恐れがある。

やはり立ち回りの巧さ、連軸・複軸という意味での本命ということで、⑫イスラボニータに勝る存在はないという結論に達した。2012年以降、父が非サンデー系の馬が馬券になったのは2頭しかいない。この傾向に逆らって本命を打てる馬がいないということだ。

一昨年3着、去年2着。適性については何も不安はない、加えて動かしやすい枠に入れたし、何より安田記念と逆ベクトルになるレースという傾向も後押しする。幸い、当日は雨は降らない。3年連続の好走を期待したい。

$お宝馬
③ヤングマンパワー

週半まではほとんど買う予定はなかった。しかしこの枠を引けたことと、イスラボニータを本命にすることを決めた時点でこの馬を浮上させることにした。同舞台のマイラーズCでイスラと小差の勝負ができており、かつ逆ベクトルの安田記念で大敗、その後2戦は小差負けで、とくに前走はハイレベルメンバーの毎日王冠での粘り込みだ。戦績を見れば、この人気はバカにされすぎだ。

上位評価は⑦レッドファルクス⑧マルターズアポジー⑪エアスピネル。押さえは⑩クルーガー⑤サトノアラジン⑭ガリバルディ④サングレーザー