- 4月7日 阪神11R 桜花賞(G1)
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本命馬◎アスコリピチェーノ(1人気) 2着
土日の重賞まとめてゲット!
- 4月6日 中山11R ニュージーランドT(G2)
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お宝馬☆ユキノロイヤル(9人気) 3着
2週続けて激走馬を大抜擢!
【ターコイズS】一族の血に眠る適性
2017/12/15(金)
土曜中山11R ターコイズS(G3)(芝1600m)
◎本命馬 |
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⑧ミスパンテール 牝3、栗東・昆厩舎、横山典騎手 |
重賞に昇格して今年で3回目。オープン特別時代から荒れるレースとして知られていたが、去年は堅い決着。今年は顔ぶれ的には大荒れまではいかないが、それでも人気は割れそうで、ある程度の穴は見込める。軸馬に抜擢したのは⑧ミスパンテールだ。
中山得意のダイワメジャー産駒、さらにこのレースでは重賞昇格後の過去2回で共にサンデー系×ロベルト系が勝利している。今年の該当馬はミスパンテールだけだ。もともと、ロベルト系は冬の中山芝のキーとなる系統でもある。
さらにこの馬の叔父ウインラディウスは、東京マイル重賞を2回勝っているが、中山マイル重賞でも3着が2回あり、共に勝ち馬から0秒1の僅差だった。そのウインラディウスの代表産駒が、中山マイル専用馬だったパワースラッガー。加えて、ミスパンテールの近親にはセントライト記念勝ち馬サンデーウェル、オークスだけでなくマイル重賞も勝っているウメノファイバーと揃っている。コース、距離、共に適性が高い血統と考えていいだろう。
気性的に輸送がどうかの怖さもあるが、近走は前での立ち回りを覚えて復活の兆しもあり、一発に賭けてみたい。
$お宝馬 |
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⑮ディープジュエリー |
昨冬の当該コースでやたら勝っていたディープインパクト産駒ということで狙いたい。
おととしはこのレースで2番人気に支持されたのがこの馬だったが、やや出負けして終始振られてしまい、33秒台の脚で追い込むも小差の6着。外枠でもまともに立ち回れれば、あんなことはないはずだ。2年越しのリベンジは十分考えられる。無条件で買いの母父ジャイアンツコーズウェイでもある。
上位評価は⑦フロンテアクイーン、⑪エテルナミノル、②ワンブレスアウェイ。押さえは⑨サザナミ、⑫ラビットラン、⑥リエノテソーロ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。