水上学の血統トレジャーハンティング

日曜新潟11R 新潟記念(G3)(芝外2000m)

◎本命馬
⑩グリュイエール
牡6、栗東・藤原英厩舎、戸崎騎手

新潟の大雨は、金曜夕方には峠を越えたが、土曜未明までは降ったり止んだり。土曜の開催時間帯は回復したものの、水はけのよい新潟であってもたっぷり水を含んだ芝は容易に乾かない。日曜は晴れそうで、新潟記念の時間帯には、もしかしたら良馬場になるかもしれないが、土曜に使われた芝は外差しに傾くことが濃厚だ。

この傾向を逆手に取ってのイン粘り込みもないわけではないが、それが見込まれるマイネル2頭には押し切るだけの力はないだろう。マイネルハニーは距離不安があり、56キロのマイネルミラノに3着の可能性があるかどうかだ。

ここは後方に傾きすぎない外差し、今夏の当該コースでの断然の種牡馬成績を誇るディープインパクト産駒、⑩グリュイエールから入りたい。

2年のブランクがなければ、とうに重賞の1つや2つは取っていたはずの馬。復帰後も能力の高さを示している。近親にクロフネ、マウントロブソンらがいる一族で、牝系から伝わるパワーが父の切れを下支えする好配合だ。夏の総決算として、2年のブランクを埋める勲章を取るとみた。

$お宝馬
⑧ストーンウェア

前走小倉記念は健闘したが、本来は直線の長いコースでゆったり乗られてスパートに賭けるタイプ。小倉記念負け組の巻き返しも時として見られるレースで、これにも合致する。ベガ、アドマイヤベガらが近親にいる血統で、スタミナを問われる展開になった方が走れる。道悪が残ったとしても血統からは問題なし。

相手上位は当然①ブラストワンピース⑬セダブリランテス。押さえは⑪エンジニア⑤メートルダール⑦マイネルミラノ