水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京10R 銀嶺S(ダート1400m)

◎本命馬
⑩パイルーチェ
牝4、美浦・鈴木伸厩舎、横山武騎手

重賞の京都2歳Sは平穏に収まりそうで、本命は選べてもお宝馬が見当たらず、東京メインのキャピタルSは掴みどころのないレース。ここは翌日の資金作りも兼ねて、東京の10R、メンバーの揃った銀嶺Sを取り上げることにする。
買える馬はたくさんいるが、軸に指名したいのは昇級戦でも⑩パイルーチェだ。

2走前は時計の出る馬場だったとはいえ、500万での1分22秒7は卓越した数字。前走、1000万下昇級の河口湖特別では後方待機から、大事に外を回して、直線入り口では仕掛け遅れかと思われたが、そこからの伸びは素晴らしく、差して0秒5突き放した。前日の1600万を0秒1上回り、この時点で現級通用どころか勝ち負けのメドは立てている。加えて、今回も前に行く馬が多くペースは上がりそう。タメていれば直線で自然と切れるはずだ。
弟のショームも、ダート中距離で素質の高い走りを続けている。祖母パイアン、近親カノヤザクラは共にセントウルSで活躍した芝の快速馬。クラスが上がり勝ち時計が速まる方がいいだろう。

$お宝馬
⑧アシャカダイキ

鈴木伸尋厩舎、パイルーチェとの2頭出しのもう1頭。こちらは1200mを勝っての昇級戦。距離延長でペースが楽になって前に乗り入れ、ペースアップにひと役買う可能性もあるが、血統的にはいかにも東京ダートマイル向き、そして母方からはバテない単調な走りを受け継いでいそう。もしタメる作戦に出れば、こちらも上位に差し込む可能性はある。

相手上位は③レイダー⑮スマートダンディー⑪スピーディクール。押さえは⑯レッドオーガー⑦ウォリアーズクロス⑭スティンライクビー

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