水上学の血統トレジャーハンティング

土曜中山11R ニュージーランドT(G2)(芝1600m)

◎本命馬
⑭グラナタス
牡3、美浦・鹿戸厩舎、三浦騎手

去年こそ堅かったが、この10年で3連単20万超えが4回、そのうち1回は105万、一昨年は49万と、クセのあるお結び型コースを反映してか波乱傾向の強いレース。今回人気と目されるアガラスは、決して小回りが良いとは思えず、ここは振り回したい。軸は⑭グラナタスだ。

このレースは不思議なもので、短距離実績、できれば1200mの実績がある馬が穴を空けやすい。さらにダート血統の好走も目立つ。グラナタスは1400mで2勝、1200mでも中山で逃げて3着。加えて祖母の兄がゴールドアリュールで、叔父にペルシアンナイトがいる。近親ソロルはダート重賞馬、ゴールスキーは芝ダート兼用。好走傾向にピッタリ合う1頭だ。自在性があり、枠や展開への対応力もありそうだ。

それでいて人気の盲点になりそうで、かなり妙味あり。叔父は大阪杯で展開に泣いたが、甥がここで重賞勝ちの栄誉をつかむ。

$お宝馬
⑬カルリーノ

今回初ブリンカー。マツリダゴッホ産駒は4年前のアルマワイオリ、3年前のエクラミレネールと人気薄で3着に激走。さらに母の父ショウナンカンプは、5年前に産駒がワンツーを決めている。ブリンカーを着けての外枠もプラスに出るはず。短距離実績は薄いが、血統からの魅力は十分だ。

上位評価は③メイショウショウブ①ワイドファラオ。押さえは⑪アガラス⑤ホープフルサイン⑦ココフィーユ⑮コスモカレンドゥラ

なお明日はもちろん桜花賞を取り上げる。本命は3強から、そして穴は思い切った馬を抜擢する予定。今から楽しみでならない。

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