水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R ヴィクトリアマイル(G1)(芝1600m)

◎本命馬
⑨プリモシーン
(牝4、美浦・木村厩舎、福永騎手)

今開催の東京競馬場の芝は、例年と異なり開幕週から速い。今週からBコースになって、土曜の芝を見るに、さらに拍車がかかった感がある。今年のヴィクトリアマイルも、夕立があれば別だが、今のところは1分31秒台突入も想定される。まずはそんな決着に対応できる馬を探すことが肝要だろう。

こうした馬場に対応する能力を血統から判断するには、ダート血統、あるいは非ダートなら、スピード決着に定評ある特定の血脈の有無。今年はもともと軽い馬場が得意なディープインパクト産駒の上に、高速芝マイル以下にとにかく強いダンチヒ系を母に持つプリモシーンかミッキーチャームかの選択とした。そして本命として選んだのは、差し馬の上に輸送への不安のない、しかも暑い時期の競馬にも結果を出している⑨プリモシーンとした。

スタートはネックだが、そこさえクリアすれば、1分31秒台の対牡馬重賞を2度乗り切っている実績がモノを言う。これは偶然ではなく、ダンチヒの力のなせる業。今日の芝を見るに、3分所から5分所までがビクトリーロードとなっていたが、そこを突ける中団からの瞬発力一閃を期待したい。

$お宝馬
⑫ワントゥワン

この馬も、1分31秒台後半から32秒台前半で何度も結果を出してきた馬。しかも典型的な夏馬で、この気温上昇で覚醒する可能性も。去年は雨に泣いた形だが、それでも形はつけていた。今年の馬場なら一発あっていい。母ワンカラットも6歳でラストランを重賞勝ちしており、加齢しても能力は衰えない。

相手上位は当然⑦ミッキーチャーム⑥ラッキーライラック⑪アエロリット。押さえに②レッドオルガ⑩ミエノサクシード④ノームコア⑱フロンテアクイーン⑧デンコウアンジュ

この土日の回顧は火曜更新予定だ。

水上学の「爆穴ハンティング」

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