水上学の血統トレジャーハンティング


【今週のポイント】
かつてのジャパンCダートから、国際色を捨て国内ダート中距離頂上決戦への切り替えがうまくいったチャンピオンズC。去年の覇者ルヴァンスレーヴ、そしてサンライズソアの名はないが、ほぼ中距離の看板馬が揃ったといえる。かなり見所の多い、面白いレースを楽しめそうだ。

JBCで死闘を繰り広げたチュウワウィザードとオメガパフュームの再戦、インティの復活、そして新星クリソベリルの位置づけ。もちろん一昨年の勝ち馬ゴールドドリーム、去年2着ウェスタールンドのリピートも十分あり得る。軸馬にどれを選ぶかはかなり難解だ。

ポイントは、巧者が出やすい中京コースということ、そして連対馬のうち、ほぼ毎年のように1頭は後方から追い込みを決めている馬がいるということ。概して人気薄なので、これに該当する馬の選択もカギだ。

血統傾向としては、王道北米血統のあの血筋を重視?週末の血統トレジャーハンティングをお待ちいただきたい。

★土曜東京11R キャピタルS ◎本命馬 レッドヴェイロン 3番人気2着 後方から内へ潜り込もうという作戦に見えたが、内が詰まっていたため、進路を探して仕掛けが遅くなった。馬場が悪くて時計が掛かった分、それでも間に合った感。最後は勝ち馬ドーヴァーと脚色が同じになってしまった。

$お宝馬 アンノートル 9番人気14着 中団から、2番手以下の馬群が固まった中で好位置を取りに行ったが、直線は脚が上がっていた。いつもほどの粘りもなかった感じ。相手関係もあるが、道悪もここまで悪くなるとこたえたか。

★日曜東京11R ジャパンC(G1) ◎本命馬 ユーキャンスマイル 4番人気5着 スタート後、寄られたようで手綱を引いて下がるシーン。その後は後方待機で直線に賭ける構えも、この日の好走ルートである内ではなく、外を回さざるを得ず伸びが鈍った。それでもジリジリ詰めては来ていた。最後の勢いはともかく、走りぶりとしては結果的に、天皇賞と同じような感じになってしまった。内へ入れていたら3着はあったかと惜しまれる。

$お宝馬 ダンビュライト 10番人気14着 パドックでのイレ込みはいつも程度だったが、パドックを出る前から酷くなり、報道によると地下馬道では暴れていたようだ。返し馬でも煩さが目立ち、レース前に終わっていた。去年の天皇賞での放馬と同様の精神状態だったように思われる。残念。

【次回の狙い馬】
土曜 京都4R 4着 道中は終始、キツイ流れを押っ付けて追走。直線入ったところでは突き放されて失速かに見えたが、そこから粘り込む。1,2着は後方からだっただけに、3着ビハインドザサンと共にかなり負荷の掛かる展開だったはずだ。ビハインドは今回に続き次走も人気になりそうなので、少しでも妙味が出そうなハイアーの方を指名したい。

日曜 京都1R 10着 20キロ増とかなり緩かった。押っ付けながら追走し最後は一杯に。ただ血統はいかにもダートマイルから1800mで良さそうで、使って絞れることと、距離延長が重なれば、次走は一変もあり得る。条件付きでも次走の穴候補として取り上げたい。

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