水上学の血統トレジャーハンティング

日曜阪神11R 阪神ジュベナイルF(G1)

◎本命馬
⑮リアアメリア
(牝2、栗東・中内田厩舎、川田騎手)

毎年のことながら、まだ経歴に瑕がついたことのない優等生が集い、3歳春に向けての総決算をするレース。牝馬らしい切れを誇る馬が揃うのも常なのだが、ただこのレースで上位に来るには、底力の裏打ちが必要だ。高速上がりだけでなく、坂での結果、あるいは1800m以上での結果などが求められるケースが多い。さらに、2010年以降の勝ち馬が、翌年春のクラシックを勝ったのは1頭だけという事実もあり(秋華賞を勝った例はあるが)、現時点での完成度ももちろん勝つためには重要だ。

もろもろ総合すると、人気を集める⑮リアアメリアで仕方ないと思う。ライバル馬の父であるハーツクライ産駒より仕上がりの早さと高速馬場適性の高いディープインパクト産駒、そして母はBCジュベナイルフィリーズを勝った全米2歳牝馬のトップに立った馬。底力は少し見劣るし、上積みもそれほどないだろうが、現時点での完成度とキレはこのレースの時点では最上位だ。

前走は届かないと思われる位置からのブッコ抜き。後方一気型が幅を利かせるこのレース向きは明らかだ。ただし、将来性とスケールは⑩クラヴァシュドールが勝るとも劣らない。

$お宝馬
⑪ルーチェデラヴィタ
(牝2、栗東・西村厩舎、池添騎手)

何か1頭、大穴を探せばこの馬か。母がトウカイテイオー×リアルシャダイというスタミナと馬力の配合で、高次元のレースになればこの古いスタミナ、パワー配合が物をいう。新種牡馬キズナとのマッチングがうまく行っていれば、一角崩しはある。

相手上位は当然⑩クラヴァシュドール。 押さえに ③ウーマンズハート④レシステンシア⑧オータムレッド⑥クリスティ

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