水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中山11R 中山金杯(G3)

◎本命馬
③クレッシェンドラヴ
(牡6、美浦・林厩舎、内田博騎手)

読者の皆様、本年も当連載をよろしくお願い致します。

東西共に、馬券妙味のある金杯となりそうだ。特に中山は、過去にここで3着以内に入ったのちに、G1好走へ結び付けていった馬が意外と多い。古くはサクラローレル、グルメフロンティア、オーシャンブルー、近年ではジャスタウェイ、ラブリーデイ、ウインブライト……年始の名物レースであると共に登竜門ともなっている。

今年は、明けて6歳と高齢の部類には入ってきたが、ようやく本格化の気配が見えてきた③クレッシェンドラヴから入りたい。

年齢は重ねているものの、2,3走しては休みという使い込めない体質で、間隔を空けてくればまず崩れないタイプ。有馬記念除外はプラスに出るはずだ。そして年齢よりも消耗していない。

2014年以降、3勝、2着2回のステイゴールド産駒、母方もかつての中山冬の芝中長距離の主流だったサドラーズウェルズ系。さらに、福島の芝中距離重賞実績馬の好走が目立つ傾向にも合う。枠も良いところを引けており、材料が揃い切っている。ここを勝って、さすがにG1勝ち負けとまではいかなくとも、今年のG2常連くらいなら手が届く馬だ。

$お宝馬
⑧ウインイクシード
(牡6、美浦・鈴木伸厩舎、松岡騎手)

こちらは厳寒期に産駒の激走が目立つマンハッタンカフェ産駒。さらに小回りでの安定度は抜群だ。単純に、前走で一昨年の勝ち馬と小差のレースをしているわけで、力的には足りていい。ハンデは1キロ私の想定より重いが、それだけ力量を評価されたということ。

相手上位は ⑦トリオンフ⑤レッドローゼス。 押さえに ①テリトーリアル⑯マイネルサーパス⑰ザダル

なお、お年玉というわけではないが、最後に京都金杯の注目馬も挙げておく。こちらは53キロの軽ハンデ、切れとパワーを兼備した③サウンドキアラだ。

[PR] レース当日、ギリギリまで分析した鮮度の高い重賞◎を無料配信【競馬JAPAN】