水上学の血統トレジャーハンティング

日曜京都11R シンザン記念(G3)

◎本命馬
⑨ルーツドール
(牝3、栗東・藤岡厩舎、川田騎手)

名馬輩出レースとして存在意義がとても高いレース。ジェンティルドンナ、アーモンドアイなどの勝ち馬のみならず、視野を広げて出走馬全体を見渡しても、オルフェーヴルやモーリスのようにその後出世、いや競馬史になお刻む馬に羽ばたく例が続く。今年もそんな例に加わろうとする逸材が現れた。⑨ルーツドールである。

言わずと知れたことで、繰り返しも意味がないのだが、フィエールマンの半妹という良血。加えて新馬戦の勝ちタイムは、同日古馬1600万と0秒2差。直線は全く追われておらず、素材の高さは間違いなく一級品だ。時計自体は高速馬場の恩恵ではあるが、1600万との比較でその能力は歴然としている。テンが流れたレースだったこともその価値を押し上げる。名牝物語の幕開けを期待したい。

$お宝馬
⑧カバジェーロ
(牡3、栗東・橋口厩舎、北村友騎手)

目下2年連続制覇しているロードカナロア産駒。今年はこの馬だけだ。加えて母の父は京都外回りでこそのダンスインザダーク。1400mの前走の内容は低かったが、外回りで距離が延びれば話は別だ。

相手上位は ⑤オーマイダーリン④タガノビューティ―。 押さえに ①サンクテュエール⑥プリンスリターン

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