水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中京11R 高松宮記念(G1)

◎本命馬
⑨タワーオブロンドン
(牡5、美浦・藤沢和厩舎、福永騎手)

G1馬が6頭も揃った豪華版の高松宮記念。マイルのタイトルホースが一斉にエントリーしたことで、レースに厚みが増した。

スプリンターズSよりもパワーが問われるとはいえ、そこはスプリントの頂点を決める戦い。1200mを主戦場としてきた馬に一日の長があるとみる。

中京向きのパワー、渋りの残る馬場を踏まえると、スプリンターズSの覇者⑨タワーオブロンドンを信頼する。短距離馬の中ではやはり最も死角が少ない。本来ならもっと人気が集中するはずが、乗り替わりとメンバーの豪華さでそこそこ妙味あるオッズになるだろう。

父は快速系の血統で、一本調子のスピードがあるゴーンウエストのライン。そして母方は重厚な欧州中距離血統で、この配合が一介のスピード馬で終わらせていないポイントとなっている。母系が父の速さを下支えするオーソドックスなパターン。なお馬場が渋ったらむしろプラスになるくらいだ。

前走はスタートをミスしたあと、内で詰まった。またいかにも叩き台という太目の作り。今回は一変してくるはずだ。唯一の懸念は乗り慣れた鞍上がいないことくらい。

$お宝馬
⑦グルーヴィット
(牡4、栗東・松永幹厩舎、岩田康騎手)

穴には思い切ったところを指名することにした。こちらはマイル路線からとなるが、マイルで結果を出している馬ではなく、近走は好位で一杯になるケースが目立ってからの転向だけに、距離短縮で狙うならこういうパターンで妙味が出る。

中京自体への適性は疑う余地がなく、また母方がエアグルーヴ一族の良血。こちらも父がスピード型、母が王道中距離系という配合となる。渋っても問題なし。初ブリンカーでもあり、変わり身要素はある。

相手上位は ⑭モズアスコット⑧グランアレグリア。 押さえに ⑥ダノンスマッシュ⑰シヴァージ⑫セイウンコウセイ

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