水上学の血統トレジャーハンティング

日曜函館11R 函館記念(G3)

◎本命馬
⑤カウディーリョ
(牡4、美浦・堀厩舎、藤岡佑騎手)

トップハンデはこの10年で3頭しか3着以内に入っておらず苦戦傾向。また洋芝適性、小回り適性が重要。今年は良馬場で行えそうだが、時計を要する馬場というよりパワー型で上がりが掛かる競馬に強い馬の台頭をマークしたい。前走成績は無視していいレース。

もろもろ考えると、⑤カウディーリョが面白い。上がりがかかる競馬と小回りにとにかく合い、東京とG1以外はすべて小回りコースを走り、すべて勝っている。また休み休みでないと使えない弱さがあり、滞在競馬は何よりのメリットだ。この条件なら、まだ底を見せていない力の違いを見せつけるはずだ。

兄姉にも、小回りも広いコースも走ったディアデラマドレやサンマルティン、ドレッドノータスらがいるが、どれも直線平坦の方が切れた。南米牝系にはそういうところがあり、またキングカメハメハ産駒は近5年で3頭の3着以内馬を出している。

$お宝馬
⑥ドゥオーモ
(牡7、栗東・野中厩舎、藤岡康騎手)

毎年語られるのは、巴賞勝ち馬の大不振傾向。07年以降【0-1-0-12】で、着外11回には1番人気も4頭いた。この組からは3着以下からが鉄則。選ぶのはこの馬だ。小回りはとにかく巧いし、斤量3キロ減も大きい。脚質的にはやや後ろすぎるが、早めに動いていけば脚はもつ。シャダイカグラの一族というなかなか渋い牝系で、タフさ十分。波乱の主役を見込む。

相手上位は ②バイオスパーク⑨レッドサイオン。 押さえに ⑧ベストアプローチ①レイエンダ⑦レイホーロマンス③ミスマンマミーア⑫プレシャスブルー⑯マイネルファンロン。手広くいきたい。

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