水上学の血統トレジャーハンティング

土曜中山11R 招福S(ダート1800m)

◎本命馬
⑭ストロングサウザー
牡4、美浦・久保田厩舎、田辺騎手

意外にもやや低調なメンバーの準オープンとなったが、ただ混戦で馬券的には難解だ。狙いは⑭ストロングサウザーだ。

前走は2つの大きな敗因があった。1つはさすがにプラス14キロ、仕上げ自体に緩さが残ってしまった。またレ―スは、見ての通り4コーナーで挟まれてしまい、その後も前が詰まって流すだけの競馬になってしまう不運。
例年、年末の中山ダートで稼ぐ久保田厩舎が不完全燃焼だった印象もあり、年明けは巻き返しが期待される。冬の中山ダート、久保田厩舎、田辺騎手とキーワードが揃った。中1週で絞れてくれば、今度こそリベンジだろう。

血統的には、なぜかこの冬は当該コースでハーツクライ産駒が活躍中。先週も人気薄のベルゲンクライが激走した。母方はロベルト×ルビアノで、いかにも時計の掛かる冬場のダートが向いている。

$お宝馬
⑪セイカフォルトゥナ

休み明けの2走前は後ろをついて回っただけ、前走は前に行って一杯と、今度は変わり身を見せそうな息の作り方をしたとみる。この馬は、ダートではこれまで苦手な道悪に見舞われることが多く、前走を除くと良馬場で中山ダート千八を使えたことは3回しかないのだが、1着、2着、そして現級での4着と、凡走がないのだ。52キロ、サンデーサイレンスの近親という隠れ良血でもあり、一発あれば今回だろう。

他には⑤マイネルバウンス③バーディーイーグル②ティアップレーヴ、この辺が連対候補で、あとは⑩ベルウッドテラス⑯コウセイコタロウが押さえ。