水上学の血統トレジャーハンティング

日曜函館11R 函館スプリントS(G3)(芝1200m)

◎本命馬
⑨ティーハーフ
牡5、栗東・西浦厩舎、国分優騎手

函館芝1200mといえば、まずポイントはフジキセキ産駒。父か母の父に持つ馬が、去年は特に開幕週で6頭も馬券になった。しかしこのレースには該当馬なし。
系統で見ると、ミスタープロスペクター系を父か母の父に持つ馬の好走も多い。去年の開幕週は9頭が馬券になっている。単体種牡馬でなく系統で見ているから頭数が増えるのは当然だが、それにしても顕著だ。

さて今回、該当馬は6頭おり、そこから本命を選ぶことにしたい。
浮上するのは⑨ティーハーフだ。
父ストーミングホームがミスプロ系で、兄ラッキーナインは香港の国際G1馬、日本でも重賞で活躍している。全兄サドンストームは高松宮記念でも見せ場たっぷりだった。
また母の父が洋芝向きのダンチヒ系グリーンデザートで、このレースの勝ち馬シンコウフォレストとメジロダーリングを出している。レースの相性はとても良い血統だ。
ある程度の位置からの競馬もできる。スタートさえ気を付ければ、おのずと結果はついてくるはずだ。

$お宝馬
②メイショウイザヨイ

ここは敢えて大穴馬を挙げておく。毎年初夏から9月が稼ぎどころ。北海道遠征は初めてだが、母の父ジェイドロバリーの産駒は、芝なら洋芝でこそだった。休み明け、重賞での54キロとマイナス材料は揃うが、力を出せば大穴を空けた北九州記念2着の裏付けがある。複穴の1頭には入れておきたい。

重視したいのは⑥ローブティサージュ⑩サトノデプロマット。後は③アンバルブライベン⑪セイコーライコウ⑯アースソニック⑭スギノエンデバー。なお⑦コパノリチャードは本質的にはスプリンターではなく、押さえまでだ。