競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【香港国際競走】大挙9頭参戦!日本馬にチャンスあり!?
2019/12/5(木)
香港国際競走
-
香港カップ(芝2000m)
日本馬の評価
・ウインブライト(牡5、美浦・畠山吉厩舎)
アーモンドアイが遠征を取りやめたことで、香港カップに出走する唯一の日本代表となった。器用さを武器としており、このコースでは春のクイーンエリザベス2世カップにて、内枠を利して器用に立ち回り、エグザルタント、リスグラシューを倒してみせた。この秋は状態が上がり切らず連敗を喫しているものの、得意の舞台で一変はありえる。
外国馬の評価
・フローレ(セン5、香、F・ロー厩舎)
地元のエースがこの馬。昨シーズンの香港2冠馬だ。今年の3月に香港ダービーを快勝している。その後クイーンエリザベス2世Cはウインブライトから1.4秒離された9着に終わったものの、今シーズンは使いつつ調子を上げ、前哨戦の香港ジョッキークラブカップではヴァーズで人気を背負うエグザルタントの2着に食い込んでいる。
・マジックワンド(牝4、愛、A・オブライエン厩舎)
世界中をタフに飛び回り、この秋5戦目。9月の愛チャンピオンSではマジカル、10月のコックスプレートではリスグラシューの2着と名牝相手に好勝負を演じ、前走のマッキノンSで悲願のG1初制覇を成し遂げた。2走前のメルボルンカップ10着は距離の影響もあり、中距離に限れば今年ほとんど崩れていない。
東大卒・水上学の最終結論はコチラ⇧
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。