
競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【ケンタッキーダービー】日本馬2頭参戦!強力アメリカ勢相手に勝算は…
2023/5/6(土)
ケンタッキーダービー
(ダ2000m、5月7日07:57発走)

ケンタッキーダービー出走馬
(左から馬番、馬名、騎手)
①ヒットショー M.フランコ
②ヴェリファイング T.ガファリオン
③トゥーフィルズ J.ラブベリー
④コンフィデンスゲーム J.グラハム
⑤タピットトライス L.サエス
⑥キングズバーンズ J.オルティス
⑦リインカーネイト J.ヴェラスケス
⑧メイジ J.カステリャーノ
⑪ディスアーム J.ロザリオ
⑫ジェイシズロード F.ジェルー
⑬サンサンダー B.ヘルナンデスJr.
⑭エンジェルオブエンパイア F.ブラ
⑯レイズケイン G.コラレス
⑰デルマソトガケ C.ルメール
⑱ロケットキャン J.アルバラード
㉑サイクロンミスチーフ I.オルティスJr.
㉒マンダリンヒーロー 木村和
㉓キングラッセル R.ベハラーノ
※勝馬投票券は馬番で発売
⑨スキナー、⑩プラクティカルムーブ、⑮フォルテ、⑲ロードマイルズ、⑳コンティノアールは出走取消、馬番変更なしでゲート番は内に詰める
(左から馬番、馬名、騎手)
①ヒットショー M.フランコ
②ヴェリファイング T.ガファリオン
③トゥーフィルズ J.ラブベリー
④コンフィデンスゲーム J.グラハム
⑤タピットトライス L.サエス
⑥キングズバーンズ J.オルティス
⑦リインカーネイト J.ヴェラスケス
⑧メイジ J.カステリャーノ
⑪ディスアーム J.ロザリオ
⑫ジェイシズロード F.ジェルー
⑬サンサンダー B.ヘルナンデスJr.
⑭エンジェルオブエンパイア F.ブラ
⑯レイズケイン G.コラレス
⑰デルマソトガケ C.ルメール
⑱ロケットキャン J.アルバラード
㉑サイクロンミスチーフ I.オルティスJr.
㉒マンダリンヒーロー 木村和
㉓キングラッセル R.ベハラーノ
※勝馬投票券は馬番で発売
⑨スキナー、⑩プラクティカルムーブ、⑮フォルテ、⑲ロードマイルズ、⑳コンティノアールは出走取消、馬番変更なしでゲート番は内に詰める
日本馬の評価
△デルマソトガケ
昨年の全日本2歳優駿の優勝馬で、前走のUAEダービーは逃げ切り圧勝した。ただこの日のメイダンの砂は前残り。当日はワールドカップこそハイペースで差し決着だったものの、見た目通り評価していいかは疑問が残る。アメリカの一線級とまだ当たっておらず、力関係が不安。
ーマンダリンヒーロー
アメリカ緒戦となったサンタアニタダービーで2着。一旦は進路がなくなりかけたものの、勝負根性を見せて伸びてきた。ただ前走は少頭数。補欠だったことから外枠に入ることが確定してしまっており、前走ほど簡単に内に入れないことを考えると馬券としては消し。ただし、1南関競馬ファンとしてこの挑戦を応援したい。
昨年の全日本2歳優駿の優勝馬で、前走のUAEダービーは逃げ切り圧勝した。ただこの日のメイダンの砂は前残り。当日はワールドカップこそハイペースで差し決着だったものの、見た目通り評価していいかは疑問が残る。アメリカの一線級とまだ当たっておらず、力関係が不安。
ーマンダリンヒーロー
アメリカ緒戦となったサンタアニタダービーで2着。一旦は進路がなくなりかけたものの、勝負根性を見せて伸びてきた。ただ前走は少頭数。補欠だったことから外枠に入ることが確定してしまっており、前走ほど簡単に内に入れないことを考えると馬券としては消し。ただし、1南関競馬ファンとしてこの挑戦を応援したい。
外国馬の評価
◎キングズバーンズ
ルイジアナダービーは3年前から、それまでより100m長い1900mで行われるようになった。20年以降の優勝馬でケンタッキーダービーに出走した馬は共に2着と、本番との結びつきが強い。圧倒的に速い逃げ馬もおらず、内目の6番を引いた今回は単騎逃げに持ち込める可能性があり、展開面も追い風に警戒しておきたい1頭。
○メイジ
前走フロリダダービーは2着だったものの、スタートで待たされて後手を踏んでしまい後ろから。3コーナーで外から進出し、大まくりのような形で4コーナー先頭に並ぶ豪快な競馬。最後はフォルテに差されてしまったものの、キャリアはまだ3戦。今年デビューしたばかりでレースを覚えている途中と考えると伸びしろしかない。逆に言えばまだ競馬が大味だけに多頭数が不安。
▲タピットトライス
現在4連勝中と勢いに乗っている。着差は格が上がるごとに縮まってきているものの、前でも後ろでも競馬できる器用さは魅力的。タピットにダンカークと2000mで更に良くなる配合ではないのが気になる。
△エンジェルオブエンパイア
前走のアーカンソーダービーは道中先行集団を見ながら進める形。外を回りながら、長く脚を使って他馬を圧倒した。相手と能力差もあったが、まだまだ余裕がある手応えで、相手が強くなっても通用する可能性を秘める。前半少し置かれるところを克服すればこのメンバーでも好勝負可能。
当初対抗評価のフォルテは出走を取り消しました。
ルイジアナダービーは3年前から、それまでより100m長い1900mで行われるようになった。20年以降の優勝馬でケンタッキーダービーに出走した馬は共に2着と、本番との結びつきが強い。圧倒的に速い逃げ馬もおらず、内目の6番を引いた今回は単騎逃げに持ち込める可能性があり、展開面も追い風に警戒しておきたい1頭。
○メイジ
前走フロリダダービーは2着だったものの、スタートで待たされて後手を踏んでしまい後ろから。3コーナーで外から進出し、大まくりのような形で4コーナー先頭に並ぶ豪快な競馬。最後はフォルテに差されてしまったものの、キャリアはまだ3戦。今年デビューしたばかりでレースを覚えている途中と考えると伸びしろしかない。逆に言えばまだ競馬が大味だけに多頭数が不安。
▲タピットトライス
現在4連勝中と勢いに乗っている。着差は格が上がるごとに縮まってきているものの、前でも後ろでも競馬できる器用さは魅力的。タピットにダンカークと2000mで更に良くなる配合ではないのが気になる。
△エンジェルオブエンパイア
前走のアーカンソーダービーは道中先行集団を見ながら進める形。外を回りながら、長く脚を使って他馬を圧倒した。相手と能力差もあったが、まだまだ余裕がある手応えで、相手が強くなっても通用する可能性を秘める。前半少し置かれるところを克服すればこのメンバーでも好勝負可能。
当初対抗評価のフォルテは出走を取り消しました。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。