大井ダート2000m

出走馬&展望

メイショウハリオ
前走のかしわ記念を完勝し、勢いに乗っている。本来右回りのほうがよりいいタイプで、昨年の帝王賞も左回りの中京平安S3着からの優勝だった。そんな馬が左回りのG1を勝てるようになっているあたり、充実期に入ってきた模様。高速馬場は歓迎。評価は落とせない。

テーオーケインズ
2年前の帝王賞の優勝馬で、昨年の帝王賞は4着。ここまで大井の2000mは(1.0.0.2)とそこまで目立った戦績ではないものの、6着だった東京大賞典はベテルギウスSから中8日の変則ローテで、時計が掛かる馬場。昨年の帝王賞も間隔を詰めての参戦だった。間隔が詰まると良くないタイプで、間隔を空けた今回はチャンス。

クラウンプライド
初めての大井競馬場参戦となる。右回り参戦も2歳時のもちの木賞以来の参戦。右回りがダメな馬には見えないものの、徹底して左回りを使っていただけに、久々の左回りに戸惑わなければいい。立ち回りが上手く、今の大井は前目のポジショニングが取れる馬に優しいだけに、馬場が追い風となりそうだ。

ノットゥルノ
左回りダート(0.0.0.3)に対し、右回りダートは(3.3.0.1)とはっきり戦績が分かれるタイプで、右回りの大井競馬場でもジャパンダートダービーを勝つなど実績がある。前走は右回りの平安Sで9着に敗れたものの、川崎記念から3カ月半の休み明けで、+12kgと余裕残しだった。評価を見直したい。

プロミストウォリア
5連勝中と勢いに乗っている。勢いだけならナンバーワンで、前走のアンタレスSは厳しいペースを作って後続を完封した。実力はこのメンバーに入っても通用しそうだが、今回は大井の2000m。これまでのレースを見ていてもスピードを持続させるタイプで、大井の2000mは少し長い可能性がある。あえて評価を下げたい。

ハギノアレグリアス
安定感抜群、コースを選ばない点が魅力的。2走前の名古屋大賞典は大接戦となったものの、道中のコース取りを考えると着差以上の差があった。3走前にプロミストウォリアに完敗してしまったが、あの時は1800m。2000mなら逆転もある。ただし、今回は他にもメンバーが揃っており、現状1着まで届くかというと疑問が残る。