チャンス襲来

単独最下位になってしまった。

そう、我らが阪神タイガースである。先週7月29日(日)の夜、神宮球場で行われたヤクルトスワローズ戦をレフト側、阪神応援団の真ん中で観戦した筆者は、9回の鮮やかな得点シーンに気を良くし、「これは8月、9月と好調なチームが見られる」。そう思ったものである。

しかし、週が明けて臨んだ中日ドラゴンズとの2連戦。2試合とも完敗を喫し、そのまま最下位に転落してしまった。4位とゲーム差なしとはいえ、借金は8。気分はすでに来シーズンに向かっている。

さて、もはや懐かしくもある阪神タイガースの好ゲームが行われた先週日曜日に行われたアイビスサマーダッシュは、◎ダイメイプリンセスが1着。『競馬予想TV!』初出演で的中、競馬ラボのLINE限定で配信した最終結論も印の上では3連単万馬券を的中と、なんとか結果を出すことができた。

惜しむらくは『競馬予想TV!』の狙い目に挙げた札幌12Rで8番人気ニシノカブケが痛恨の4着になってしまったことか。3着であれば3連複まで当たっただけに、痛恨の一言に尽きる。調子は上向きなので、今週も頑張っていきたいところだ。

日曜の小倉記念(G3)は、先週に引き続きYouTube予想動画『うま馬データMOVIE』に出演して注目馬を公開しているので、ぜひご覧いただきたい。

土曜札幌11R・札幌日経オープンは◎モンドインテロ。ディープインパクト産駒は北海道の2600mで[9-4-6-49]勝率13.2%、複勝率27.9%という数字を残しているが、これを競馬場別で見ると札幌が[6-4-1-21]勝率18.8%、複勝率34.4%。函館は[3-0-5-28]勝率8.3%、複勝率22.2%と違いが出てくる。函館は上り坂のあるタフなコースだが、札幌はほぼ平坦コース。このコース形態の違いが成績に現れているのだろう。

モンドインテロはメンバー唯一のディープインパクト産駒ということに加え、このレース2連覇中。前走の鳴尾記念は時計が速すぎたことを考えれば、6着はよく頑張っていると言っていいだろう。58キロさえこなせれば今年もチャンス十分だ。

相手選びが難しいレースだが、名手・横山典弘騎手が手綱を取るアドマイヤエイカン、そして休み明けながら札幌の2600mが合いそうなシホウあたりは押さえておきたい存在だ。

小倉11R・九州スポーツ杯は◎エントリーチケット。主に1400m以上で使われているため、1200mは3度目の出走となるが、葵Sの2着と、後方からのレースになってしまうも上がり3Fメンバー中最速タイの33.1秒で追い込んだ浜松Sと、地味に1200mへの適性は見せている。

たまにゲートを失敗する気性を考慮すると、後入れ偶数枠はプラス。揉まれ弱いところがあるだけに、11頭立てもいい方向に働いてきそうである。

その他のレースからは、札幌10R・十勝岳特別の◎スパイクナード。ここ2走はともに4着だが、どちらも7頭立てでスローペース。上がりの脚は使うものの届かないというレースが続いている。今回は12頭立てで、外枠のフライングレディがモレイラ騎手ということもあり早めに動いていくだろう。この展開なら届いてもいいのではないか。

新潟10R・信濃川特別の◎トラストケンシンも注目したい。以前と比べて行きっぷりが良くなっていることを考えると、今回の距離短縮は良さそう。長く脚を使えるタイプで新潟コースもマイナスにはならないはず。先々楽しみな3歳馬は揃ったが、それでも好勝負になるだけの素質は秘めている。