チャンス襲来

ここ2日、心が軽い。理由ははっきりしている。昨日、そしておとといと、我らが阪神タイガースの試合がなかったのだ。試合がなければ負けることもない。その分心が軽くなる。

しかし今年は雨天による試合中止が多かったため、9月に20連戦に近い日程が組まれている。心穏やかに暮らせるのは8月いっぱいのことになりそうだ。

さて、土曜の競馬は当コラムで推奨した小倉11R・九州スポーツ杯で◎エントリーチケットが単勝5番人気で、札幌10R・十勝岳特別は◎スパイクナードが4番人気で、それぞれ勝ってくれた。どちらもほぼ完璧に読み切れた会心のレース。この調子で日曜も妙味のある馬を軸にしてしっかり振り抜き、かっとばしていきたいところだ。

まず小倉11R・小倉記念は◎マウントゴールド。理由については今週公開された『うま馬データMOVIE』で触れているので、ぜひ視聴していただきたい。ロングスパート勝負になりやすく特殊な適性を求められるこのレースにフィットするタイプだろう。昇級戦だがいきなりの好勝負を期待したい。

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新潟11R・レパードSは◎アルクトス。このレースは芝で好走馬を送り出しているような血統が向いており、実際ここ5年、5番人気以下で3着以内に食い込んだ馬は6頭いるが、そのうち4頭が父ヘイロー系だった。

アルクトスは父がヘイロー系アドマイヤオーラ。3年前の勝ち馬クロスクリーガーの父でもある。母父シンボリクリスエスは昨年このレースを11番人気で制したローズプリンスダムと一緒。

以前、中山のダート1800mで最内スタートから8着に敗れているが、左回りで実績を残していることに加え、タフな中山より軽い新潟ダートのほうが合うタイプだろう。参考外としたい。前走猪苗代特別はスッと好位を確保するなど、レースセンスの高さは折り紙つき。昇級戦となるがいきなり通用するだけの力はある。

前走のジャパンダートダービーでは初めての2000mで外を回す厳しい競馬だったドンフォルティスが対抗。距離延長が良さそうなエングローサー、外枠が良さそうなビッグスモーキーヒラボクラターシュあたりまで押さえておきたい。

レパードSの予想印◎○▲は⇒

札幌11R・UHB賞は◎ライトフェアリー。この馬は芝、ダート問わず、揉まれない8枠の時の成績がいい。過去の戦績[6-2-2-12]の中で、8枠時の成績は[3-2-1-5]。前走函館スプリントSも8枠だったが、前半3F33.1秒というハイペースに巻き込まれてしまった影響は大きかった。再度8枠を引いた今回、巻き返しが期待される。

平場からは小倉8R・3歳上500万下の◎ダノンプレシャス。クイーンマンボの兄にあたる良血馬で力はあるのだが、テンションの上がりやすい気性が出世を妨げている。今回は休み明け。間隔を空けた時のほうがおとなしいタイプでもあり、狙うなら今回ではないか。実際過去、前走から2ヶ月以上間隔を空けてダートを使った時は4、3、2着と崩れていない。流れに乗れればここでも十分通用する馬だ。