東京最終週は勝つことができず、キングキャラット(7人気2着)が最高着順。陣営に聞いていたとおり、スタートは速くなくとも仕掛けてからの反応が良く、終いはいい脚を使っています。惜しむらくは展開面でしたが、ここ2走の安定もうなずける能力を感じました。コスモエスパーダ(7人気3着)は上手に立ち回ってくれて、この馬としての力は出し切っています。東京コースであのような競馬ができれば、すぐに勝ち負けのチャンスがくるはず。フェブラリーSワンダーリーデル(14人気9着)も精一杯の走りをしており、思い描いていたとおりのアプローチができました。あれだけ盛り上がったレースに乗せていただき、最後のG1参戦だった沖先生はじめ関係者の方々に感謝しています。

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開幕週の土曜は中山で5鞍に騎乗します 10Rマイネルスフェーンは終いは脚を使ってくれるのですが、ここのところの感触から開幕週の速い馬場がどうか。多頭数で上手く流れが向いてほしいところ。11Rパラダイスガーデンはとにかく51キロのハンデを活かしたい。かつてはダートで走っており、洋芝もこなしている馬。雨が降って少しでも時計がかかる馬場になってほしい。12Rセガールモチンモクは調教に何度か乗せていただいている馬。追い切りの感触が良く、一度使って順調に上向いているはず。中山コースも向きそうなイメージがあります。

日曜も中山で4鞍に騎乗します。3Rマイネルリッターは大型馬で、時期的に馬体が絞り切れずに苦戦してきた印象。ここのところ暖かくなってきたので、少しでも減って出てきてほしいところ。乗り味が良く、かねてから能力を感じている一頭です。8Rマイネルレンカは東京マイル戦を使った前走が道中のタメが利いていました。距離適性は1600m寄りかもしれませんが、コース形態的にはコーナー4回のほうが向いているので、道中遊ばせながら上手くタメを利かせたい。かみ合えばもって頑張れていい馬です。12Rトッカータは折り合い的に1200mがマッチしています。終いの脚に懸ける形がベストだと思うので、少しでも展開が流れてほしい。

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あっという間に開催場替わり。東京開催は2、3着が多く勝ち切れなかったので、気持ちを切り替えてこの開幕週からリズムを変えていきたい。そうそう、別の話題で書きそびれたのですが、先週はビックレッドファームに足を運んでゴールドシップ産駒に乗ってきました。自分が乗せていただいた2歳馬も然り、総じて操縦性が高くて、やんちゃなお父さんとは少しイメージが違うんです。バネがあるところは共通しているようですが。その日の現地はマイナス11度で本州とは別世界。それでも暖かいくらいというのですから、牧場スタッフの方々には頭が下がる思いでした。