ジョーストリクトリ

(牡3、栗東・清水久厩舎)

ジョーカプチーノ
ジョーアラマート
母父キングヘイロー
通算成績7戦3勝
重賞勝利 17年ニュージーランドT(G2)
連対時平均馬体重500kg (最高:508kg) (最低:492kg)
前走時馬体重492kg
POINT毛色こそ違えど、現役時代の父ジョーカプチーノと非常に似ているシルエットで、特に胸前~肩のラインがそっくり。ただ、トモの容量は父の方が上だったので、そこが違うところと言えるか。まだキ甲が抜けきっていない感じがあるので、成長途上といった雰囲気。それでも重賞勝ちできたことを評価したい。馬体の張りも感じられるし、体調面で特に不安は見受けられない。引き続き好調キープといったところだ。

ボンセルヴィーソ

(牡3、栗東・池添学厩舎)

ダイワメジャー
バイモユリ
母父サクラローレル
通算成績7戦1勝
連対時平均馬体重468kg (最高:470kg) (最低:468kg)
前走時馬体重464kg
POINT<今週のイチオシ>勝ちきれないレースが続いているが、馬体を見る限り昨年の朝日杯FSからかなり成長していることが伝わってくる。ダイワメジャー産駒らしく、胸前は豊富な筋肉量で盛り上がっている。重たい印象を与える仔を出すことも多い父の産駒の中でも、全体的に素軽さがあってスピードに秀でている。肋骨がわずかに浮いて見えるようにムダ肉も無く、このレースに向けてキッチリと仕上げてきた。堅実な走りをG1の舞台でも見せてくれるはずだ。

カラクレナイ

(牝3、栗東・松下厩舎)

ローエングリン
バーニングレッド
母父アグネスタキオン
通算成績5戦3勝
重賞勝利 17年フィリーズレビュー(G2)
連対時平均馬体重478kg (最高:482kg) (最低:476kg)
前走時馬体重480kg
POINT同世代で同父のヴゼットジョリーもかなりスッキリとしたフォルムの馬で、ローエングリン産駒はシャープな体型の馬が多い。筋肉量はさほど多い馬ではないが、素軽さがあってスピード能力は高い。今回も水準以上の仕上がりはキープしているが、やはり桜花賞が目イチの仕上げといった雰囲気で、前走以上の上積みは…と言われると疑問。残り1Fで止まったように、距離もマイルより1400mがベストの印象。牡馬相手にどこまでやれるか。

アウトライアーズ

(牡3、美浦・小島茂厩舎)

ヴィクトワールピサ
ウィストラム
母父フレンチデピュティ
通算成績6戦2勝
連対時平均馬体重479kg (最高:482kg) (最低:474kg)
前走時馬体重480kg
POINTスプリングS→皐月賞→NHKマイルと間隔が詰まったローテになるが、体を減らすこともなくボリューム感のある造りを維持。成長余地を残しているシルエットではあるが、現時点でも豊富な筋肉量を見せている。体調面に関しても不安はないが、ここまでの2勝はともに中山コースであり、ネオユニヴァースの血統が東京マイルのスピード勝負に対応できるかが1つのカギとなりそうだ。

モンドキャンノ

(牡3、栗東・安田隆厩舎)

キンシャサノキセキ
レイズアンドコール
母父サクラバクシンオー
通算成績5戦2勝
重賞勝利 16年京王杯2歳S(G2)
連対時平均馬体重471kg (最高:472kg) (最低:468kg)
前走時馬体重474kg
POINTバランスの良いシルエットで見栄えのするタイプ。短距離馬同士の配合ながら全体的にゆとりのある造りをしており、距離は問題なくこなせるはず。どちらかと言えばパワー型だが、ストライドを伸ばしてノビノビと走らせた方が持ち味が生きるため、東京替わりはプラス。前走は先行馬に不利な流れが響いたもので、度外視していいだろう。一度使われたことで腹回りのラインもシャープになってきたし、引き続き期待の1頭。

リエノテソーロ

(牝3、美浦・武井厩舎)

Speightstown
Akilina
母父Langfuhr
通算成績5戦4勝
重賞勝利 16年全日本2歳優駿(Jpn1)
16年エーデルワイス賞(Jpn3)
連対時平均馬体重443kg (最高:444kg) (最低:442kg)
前走時馬体重454kg
POINT牝馬にしてはかなり筋肉量が多いタイプで、マル外らしい体型。既に馬体は完成の域に入っている。ダートで重賞2勝を挙げているが、芝でも勝利しているように一定以上のスピード能力もある。前走は休み明けで緩さも感じたが、一度使われて腹回りはシェイプアップされ、ムダ肉が一切なくなった。毛艶も抜群に良く見せている。距離はマイルが限界だと思うが、人気以上の好走を見込める素晴らしいデキ。

ディバインコード

(牡3、美浦・栗田博厩舎)

マツリダゴッホ
ツーデイズノーチス
母父ヘクタープロテクター
通算成績7戦3勝
連対時平均馬体重477kg (最高:492kg) (最低:464kg)
前走時馬体重492kg
POINTサンデー系らしく飛節の折りが深く、テンのダッシュ力に生かされている。デビュー時から30キロほど馬体重が増えているように、成長が著しい1頭だ。体が柔らかいタイプではないので、瞬発力ではやや見劣るものの、類まれなるレースセンスと好位から末脚を持続させることができる高い心肺能力の持ち主。中1週での参戦となるが疲れを表に見せていないように、体調面で不安はなさそう。欲を言えば平均以上のペースで流れたほうが持ち味が生きる。

ミスエルテ

(牝3、栗東・池江寿厩舎)

Frankel
ミスエーニョ
母父Pulpit
通算成績4戦2勝
重賞勝利 16年ファンタジーS(G3)
連対時平均馬体重461kg (最高:464kg) (最低:458kg)
前走時馬体重450kg
POINT相変わらずバランスの良い好馬体。骨格の大きさと比較して筋肉量が豊富で、優れたスピードを生み出す。桜花賞が休み明けでの出走で、この間の大きな変わり身は感じられないが、良い意味で平行線と言える状態。筋肉の張りが落ちた印象もなく、体調は悪くない。とはいえ、1週前の時点で肋骨が浮いて見えるし、輸送も考えるとこれ以上の馬体減りは避けたいところ。当日の馬体重はチェックしておきたい。

アエロリット

(牝3、美浦・菊沢厩舎)

クロフネ
アステリックス
母父ネオユニヴァース
通算成績5戦1勝
連対時平均馬体重484kg (最高:492kg) (最低:476kg)
前走時馬体重480kg
POINTまだトモ高なところが残っており、成長途上のフォルムではあるが、桜花賞でも見せ場は作っており非凡な素質を感じる。大型な牝馬でありながらそうは見せないのは、素軽いシルエットでスピード能力に長けているからだろう。ローテーション的に桜花賞がピークではあると思うが、前走の状態はしっかりと維持しており、調子落ちは感じられない。この完成度でどこまでやれるか試金石の一戦だ。

キョウヘイ

(牡3、栗東・宮本厩舎)

リーチザクラウン
ショウナンアネーロ
母父ダンスインザダーク
通算成績7戦2勝
重賞勝利 17年日刊スポシンザン記念(G3)
連対時平均馬体重424kg (最高:430kg) (最低:416kg)
前走時馬体重428kg
POINT胴の長さを見るにやはり距離はマイル以下。折りの深い曲飛で、大きくストライドを伸ばすというよりもピッチで加速するタイプ。蹄も小さく、道悪が上手なことも納得できる。ただその一方で、この路線を走る馬としては筋肉量の多い方ではないので、高速決着になると苦しそうな印象だ。毛艶も良く、背中には銭型もうっすらと見えるように万全の仕上がり。雨が降って時計がかかるようなら、好走の期待度は一気に増すだろう。

レッドアンシェル

(牡3、栗東・庄野厩舎)

マンハッタンカフェ
スタイルリスティック
母父Storm Cat
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重442kg (最高:456kg) (最低:432kg)
前走時馬体重456kg
POINTこの馬も昨年暮れからの成長が著しい1頭。朝日杯FS時は肋骨が浮いているように華奢な印象が強かったが、ここに来て全体にボリュームアップ。胸前、トモの筋肉量は勿論のこと、腹回りも立派になり、たくましくなってきた。マンハッタンカフェ産駒ではあるが脚が短めで胴も詰まっていることからも、距離はマイルくらいまでだろう。黒光りしているように毛艶は抜群で、体調は万全。混戦の中ではあるが、十分上位争い出来る。