中京記念

函館2歳S

アスカビレン

(牝5、栗東・中尾秀厩舎)

ブラックタイド
スウェプトレジーナ
母父スウェプトオーヴァーボード
通算成績19戦6勝
連対時平均馬体重462kg (最高:470kg) (最低:454kg)
前走時馬体重470kg
POINT牝馬にしては全体的に丸みの少ない、角ばった質の筋肉が多くついている。これは父ブラックタイドの豊かな筋肉量が遺伝したものと見て良いだろう。斜尻で曲飛、いかにも瞬発力に秀でた末脚型。ただ、長く良い脚を使うタイプではない。ヴィクトリアマイルからやや間隔が開いてのレースとなるが、夏場で馬体減りするわけでもなく、程よくふっくらと見せる丁度良い仕上がり。毛艶も良く、万全の体調で当日を向かることができそうだ。

ウインガニオン

(牡5、栗東・西園厩舎)

ステイゴールド
チャンネルワン
母父ポリッシュネイビー
通算成績21戦7勝
連対時平均馬体重482kg (最高:490kg) (最低:468kg)
前走時馬体重490kg
POINTステイゴールド産駒にしては大柄で全体的にゆったりとした造り。そのため出世は遅れたが、使われつつ筋肉の張りも良化しており、ようやく本格化の兆しが見えてきた。シルエットに対してやや前脚が短く、距離は長くないほうが良い。折りの深い曲飛であり、瞬間的に小脚を使うことができるので、テンのダッシュが速い。背中には銭型も浮き始めており、体調はかなり良さそう。好走に期待がかかる。
今週のイチオシ

グランシルク

(牡5、美浦・戸田厩舎)

ステイゴールド
ルシルク
母父Dynaformer
通算成績20戦4勝
連対時平均馬体重492kg (最高:508kg) (最低:476kg)
前走時馬体重504kg
POINT腰高に見えるのはトモが斜尻であるからで、キ甲は抜けており骨格自体は完成の域に近づいている。この斜尻が現役でも屈指の切れ味・瞬発力の源であり、合わせて心肺機能も高いので良い脚を繰り出せるというわけだ。機動力の高いタイプではないので取りこぼしも多いが、今回は大箱の中京コース。存分に末脚を生かせる舞台で条件好転だ。筋肉も引き締まって100%の能力を発揮できる仕上がり。悲願の重賞初制覇もすぐそこだ。

ダノンリバティ

(牡5、栗東・音無厩舎)

キングカメハメハ
スカーレットベル
母父エリシオ
通算成績22戦3勝
連対時平均馬体重514kg (最高:530kg) (最低:498kg)
前走時馬体重530kg
POINTキングカメハメハ産駒らしい、キングマンボ系独特の筋肉の付き方。ダートでも勝利を挙げているように、いい意味で筋肉に硬さがあり、芯がしっかりしたパワータイプ。その一方で、柔軟性は他馬と比較してやや劣る面があるので、極端な瞬発力勝負は苦手。道悪、もしくは荒れた馬場でとにかく時計が掛かって欲しいところ。体調面で不安に映るところはない。

ブラックムーン

(牡5、栗東・西浦厩舎)

アドマイヤムーン
ロイヤルアタック
母父ジェネラス
通算成績18戦7勝
連対時平均馬体重492kg (最高:504kg) (最低:480kg)
前走時馬体重492kg
POINTジェネラスの肌にエンドスウィープ。全体的に骨格も大きく、見栄えする立ち姿。2月の東京新聞杯よりも腹回りはシャープになってきた印象を受けるが、季節的に絞りやすいということもあるのだろう。とはいえ筋肉量は減っておらず、張りのあるトモを維持している。丸みのある斜尻は優れた瞬発力の証であり、長い直線のある中京コースは合っている。馬体は一度使われて引き締まっており、連勝も期待できる仕上がりだ。

マイネルアウラート

(牡6、美浦・高橋裕厩舎)

ステイゴールド
マイネシャンゼリゼ
母父トウカイテイオー
通算成績35戦8勝
連対時平均馬体重457kg (最高:472kg) (最低:450kg)
前走時馬体重470kg
POINT勝ち切れないレースが続いているが、決して衰えているわけではない。しっかりと胸前の筋肉量は維持しており、トモも横幅のある大きな造りで優れたスピードを生み出すことが出来る。光の加減もあって毛艶の判別が難しいものの、馬体の張りは感じられるし、体調は整っている。やや柔軟性に欠ける筋肉を持っていることもあって、時計が掛かって欲しいタイプ。当日の馬場状態はチェックしておきたい。

モルトアレグロ

(牝2、美浦・武井厩舎)

Speightstown
Mo Chuisle
母父Free House
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重468kg (最高:468kg) (最低:468kg)
前走時馬体重468kg
POINT【感冒のため出走取消】2歳馬ながらトモの容量が大きく、全体にがっちりした体型。繋ぎは短めで、蹄も小さい。適性的にはダート向きのように思えるが。腰高というよりは前脚が短めであり、やや前傾姿勢を取っている。いかにも短距離を得意としそうな体型の持ち主で、距離は持たない。滞在競馬だけに馬体減りもなく、体調は良さそうに見える。芝さえこなせればチャンスは十分ありそうだが。

中京記念

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