関屋記念

エルムS

今週のイチオシ

ウインガニオン

(牡5、栗東・西園厩舎)

ステイゴールド
チャンネルワン
母父ポリッシュネイビー
通算成績22戦8勝
重賞勝利 17年中京記念(G3)
連対時平均馬体重484kg (最高:494kg) (最低:468kg)
前走時馬体重494kg
POINT前走時から能力開花の片鱗を見せていたが、ここに来ての毛艶乗りは抜群で、筋肉の張りもはち切れんばかりの素晴らしい状態。腹回りがゴロッとして見えるのは元々の腹袋が大きいためで、特に太いというわけではない。むしろ以前は数字ほどの迫力がなかっただけに、このくらいボリュームある造りのほうが好感を受ける。連勝が期待できる仕上がりだ。

ダノンリバティ

(牡5、栗東・音無厩舎)

キングカメハメハ
スカーレットベル
母父エリシオ
通算成績23戦3勝
連対時平均馬体重514kg (最高:530kg) (最低:498kg)
前走時馬体重526kg
POINT520キロほどの大型馬の割にシャープな見栄えで素軽さを感じる。以前はダートを走っていたこともあるが、スピードのありそうな体つきで、やはり芝のほうが向いている。胴が詰まった体型で、後肢が長く自然に前傾姿勢になるので、マイルという距離は合っている。毛艶は良い状態で、体調はまずまず。欲を言えばもう少しトモのボリューム、張りが増して来て欲しいところ。

ブラックムーン

(牡5、栗東・西浦厩舎)

アドマイヤムーン
ロイヤルアタック
母父ジェネラス
通算成績19戦7勝
連対時平均馬体重492kg (最高:504kg) (最低:480kg)
前走時馬体重502kg
POINT引き続き筋肉量の多い馬体でスピード能力は高そう。全体的に骨格が大きく、迫力がある。丸みのあるトモは優れた瞬発力を秘めている証拠であり、その末脚は広い新潟コースでこそ。前走時で既に馬体は出来上がっており、大幅な上積みは感じられないが、好調をキープしており引き続き好勝負できると見た。

メートルダール

(牡4、美浦・戸田厩舎)

ゼンノロブロイ
イグジビットワン
母父Silver Hawk
通算成績13戦5勝
連対時平均馬体重470kg (最高:478kg) (最低:466kg)
前走時馬体重470kg
POINTゼンノロブロイの牡馬は父の母系に入っているマイニングが影響してやや重たい産駒が多いのだが、この馬はスッキリとした胴回りで軽さを感じる。その辺りが芝のオープンでやれている要因なのかもしれない。前走はマイル戦で勝利したが、距離は2000mのほうが合っていると思う。状態は良く、体調面での不安はないが、勝ち切るまでのインパクトにはやや欠ける。

ヤングマンパワー

(牡5、美浦・手塚厩舎)

スニッツェル
スナップショット
母父サンデーサイレンス
通算成績19戦5勝
重賞勝利 16年富士ステークス(G3)
16年関屋記念(G3)
15年アーリントンカップ(G3)
連対時平均馬体重519kg (最高:526kg) (最低:512kg)
前走時馬体重516kg
POINT短距離系が多いスニッツェルの産駒ながら、スッキリとしたフォルムでマイル~中距離もこなせるシルエット。背中に銭型が浮いてきているように体調は上向き。昨秋~今春と比較して筋肉の張りも良くなってきており、夏に調子を上げるタイプなのだろう。新潟コースは得意としている舞台。力量的にもG3なら巻き返しは必至。

ロードクエスト

(牡4、美浦・小島茂厩舎)

マツリダゴッホ
マツリダワルツ
母父チーフベアハート
通算成績11戦3勝
重賞勝利 16年京成杯オータムハンデ(G3)
15年新潟2歳ステークス(G3)
連対時平均馬体重448kg (最高:452kg) (最低:444kg)
前走時馬体重462kg
POINT相変わらずバランスの良いシルエット。ただ、昨年調子の良かった頃と比較して胸前の筋肉がやや寂しく、全体的に迫力不足な印象を受ける。古馬の重賞戦線で勝負していくなら、もう一段階、馬体が増えてきて欲しいところ。ベタ蹄なので、重馬場はマイナスである一方、高速決着には対応できる。舞台設定は合っていると思うので、地力に期待したい。

クリノスターオー

(牡7、栗東・高橋忠厩舎)

アドマイヤボス
マヤノスターライト
母父ジェイドロバリー
通算成績29戦7勝
重賞勝利 15年アンタレスステークス(G3)
14年シリウスステークス(G3)
14年平安ステークス(G3)
連対時平均馬体重532kg (最高:544kg) (最低:516kg)
前走時馬体重534kg
POINT7歳馬だが衰えは感じられない。胸前、トモの筋肉はダート馬らしく盛り上がっていて、張りも十分。胴周りが緩やかなカーブを描いており、ややボテッとした印象を受けるが、肋骨が薄っすら見えているように太いわけではなく、元々の特徴。飛節の折りが深く、胸前の筋肉もあり、安定した先行力を持つ。前に行けるのは小回りコースで強みになる。昨年は2着した舞台で、一発に期待したい。

ピオネロ

(牡6、栗東・松永幹厩舎)

ネオユニヴァース
クルソラ
母父Candy Stripes
通算成績31戦6勝
連対時平均馬体重486kg (最高:502kg) (最低:464kg)
前走時馬体重498kg
POINTクビさし、胸前、トモのいずれを見ても筋肉量が多く、かなりパワーに秀でた造り。ネオユニヴァース産駒らしい雄大な馬格で、ダートでの活躍も納得だ。毛艶も良く、馬体の張りもピカイチ。好調をアピールしているのは間違いないのだが、この馬は基本的に跳びが大きめで小回りコースへの適性は今ひとつ。外枠からスムーズな競馬ができればチャンスあり。

リーゼントロック

(牡6、栗東・矢作厩舎)

ダイワメジャー
レディインディ
母父A.P. Indy
通算成績28戦5勝
連対時平均馬体重523kg (最高:528kg) (最低:518kg)
前走時馬体重522kg
POINTダイワメジャー産駒らしいがっしりとした体型で、非常にパワーのありそうな馬体。特に胸前の筋肉はグッと盛り上がっており、安定した先行力の源でもある。若干肋骨が浮いているが、そこまで細いというわけではなく、背中に銭型もはっきりと浮いてきているので、体調面での不安は一切なし。万全の状態でレースを迎えることができそう。後は能力関係だけ。

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