年齢は2018年の表記

中山金杯

京都金杯

ウインブライト

(牡4、美浦・畠山吉厩舎)

ステイゴールド
サマーエタニティ
母父アドマイヤコジーン
通算成績10戦4勝
重賞勝利 17年スプリングS(G2)
17年福島記念(G3)
連対時平均馬体重466kg (最高:472kg) (最低:460kg)
前走時馬体重470kg
POINT身長が伸びたことによりキ甲が抜け始め、極端に腰高な印象は無くなった。腹回りは基本的に緩く見せるタイプなので、このくらいの見栄えであれば特に問題ない状態といえるだろう。シルエット的には正方形に近く、マイル~2000mくらいであれば安定したパフォーマンスを発揮することができるだろう。冬毛も伸びておらず体調は良さそうで、中山コース向きのパワーもある。安定勢力と見て良いのでは。

カデナ

(牡4、栗東・中竹厩舎)

ディープインパクト
フレンチリヴィエラ
母父French Deputy
通算成績9戦3勝
重賞勝利 17年弥生賞(G2)
16年京都2歳S(G3)
連対時平均馬体重458kg (最高:460kg) (最低:454kg)
前走時馬体重466kg
POINT天皇賞(秋)からの休み明けとなるが、太くは感じないし、むしろ大事をとって休んだ分、馬体に幅が出てボリュームアップ。3歳春よりも数段逞しい、迫力ある立ち姿を見せてくれている。筋肉量が多く胴の詰まった体型で、今後距離は2000m以下になっていくのではないだろうか。本質的には切れを生かすタイプであり、2000m戦ならスローペースからの上がり勝負になって欲しいところ。馬体の張りも良く絶好のコンディションでレースを迎えることができそうだ。

セダブリランテス

(牡4、美浦・手塚厩舎)

ディープブリランテ
シルクユニバーサル
母父ブライアンズタイム
通算成績4戦3勝
重賞勝利 17年ラジオNIKKEI賞(G3)
連対時平均馬体重524kg (最高:526kg) (最低:522kg)
前走時馬体重514kg
POINT好バランスで見栄えのする立ち姿。ディープブリランテ産駒らしい筋肉量の多さがあり、500キロを超える大型馬にも関わらず、素軽さを感じさせるようにスピードも兼ね備えている。冬場でも冬毛は全く伸びておらず、馬体は引き締まって毛艶はピカピカ、体調はかなり良さそうに見える。AR共和国杯でも好勝負しているが、体型的に距離は2000mくらいがベストでは。蹄も立ち気味で今の荒れた中山の馬場も合いそう。好勝負できそうだ。
今週のイチオシ

ダイワキャグニー

(牡4、美浦・菊沢厩舎)

キングカメハメハ
トリプレックス
母父サンデーサイレンス
通算成績7戦4勝
連対時平均馬体重487kg (最高:494kg) (最低:484kg)
前走時馬体重494kg
POINTとにかく肉付きの良い馬で、筋肉量の多さでは今回のメンバー中でも1、2を争う。3歳春は全体的に緩さを残していたが、3歳秋から一気にムダ肉が削げて筋肉が彫刻のように浮き上がって見えるようになってきた。肉量が多い分、距離には限界が出てきそうだが、コーナー4つで息の入れやすい中山なら2000mでも問題ないだろう。馬体の張り、毛艶ともに申し分のない状態で、まさに絶好調といった雰囲気。勝ち負けが期待できる。

デニムアンドルビー

(牝8、栗東・角居厩舎)

ディープインパクト
ベネンシアドール
母父キングカメハメハ
通算成績27戦3勝
重賞勝利 13年ローズS(G2)
13年フローラS(G2)
連対時平均馬体重439kg (最高:456kg) (最低:428kg)
前走時馬体重456kg
POINTディープインパクトらしい斜尻直飛。明け8歳となるが筋肉量はしっかりと維持しているし、休養期間が長いこともあって目に見える衰えは感じない。加齢によって体が徐々に硬くなっていく頃なので、パワーを必要とする中山は合っているのでは。冬場ということもあって冬毛が伸びてきているが、季節的なもので特に不安はないだろう。

ブラックバゴ

(牡6、美浦・斎藤誠厩舎)

バゴ
ステイウィズユー
母父ステイゴールド
通算成績18戦4勝
連対時平均馬体重511kg (最高:528kg) (最低:498kg)
前走時馬体重516kg
POINT馬体重が520キロ前後とかなりの大型馬だが、全体的にスッキリとした印象で重苦しさは全く感じない。骨格が大きく、背も高い馬で、それに乗じてストライドも大きい。加齢による筋肉の硬化も相まって、切れを生かすよりもマクリ気味に進出するなど、長く脚を使わせるような競馬が現状ベストだろう。背中に銭型も浮いて代謝の良さが感じられ、穴で警戒したい1頭。

マイネルミラノ

(牡8、美浦・相沢厩舎)

ステイゴールド
パールバーリー
母父Polish Precedent
通算成績44戦8勝
重賞勝利 16年函館記念(G3)
連対時平均馬体重475kg (最高:486kg) (最低:458kg)
前走時馬体重488kg
POINT8歳となったが毛艶も光って馬体の張りも上々、体調自体はかなり良さそうに見える。曲飛寄りでテンが速そうな造りをしているが、トモの筋肉を見てもわかるように全盛期はもっと筋肉量があってボリュームを感じられた。近走で思うように先手を切れていないのはその影響も少なからずあるだろう。体調の良さでどこまで粘り込めるか。

アメリカズカップ

(牡4、栗東・音無厩舎)

マンハッタンカフェ
ベガスナイト
母父Coronado’s Quest
通算成績9戦4勝
重賞勝利 17年きさらぎ賞(G3)
連対時平均馬体重455kg (最高:460kg) (最低:450kg)
前走時馬体重456kg
POINTマンハッタンカフェ産駒の中では比較的素軽くシャープな造り。胴もやや詰まり気味でシルエット的にはマイラー。キ甲も抜けて来ており、腰高な印象は薄くなってきた。肋骨が薄っすら感じ取れるように無駄肉も少なく、馬体はしっかりと仕上がっている。戦績を見ると一目瞭然のように道悪を得意としているが、これは蹄底が厚めで立っている蹄によるもので、時計の掛かる馬場は得意。馬場状態次第で上位に食い込むだけの力は秘めている。

ウインガニオン

(牡6、栗東・西園厩舎)

ステイゴールド
チャンネルワン
母父ポリッシュネイビー
通算成績24戦8勝
重賞勝利 17年中京記念(G3)
連対時平均馬体重485kg (最高:494kg) (最低:468kg)
前走時馬体重498kg
POINT正方形のシルエットで胸前の筋肉が立派。飛節も折りが深くてピッチに近い走法のため、テンも速く先行前残りを身の上としている理由がわかる。腹回りがゆとりあるように見えるのは元々の造りで、太めが残っているわけではない。馬体の張りも悪くないが、昨年の夏競馬で好成績を残していた頃と比較すると若干物足りない印象も。基本的に夏のほうが良い馬なのかもしれない。

カラクレナイ

(牝4、栗東・松下厩舎)

ローエングリン
バーニングレッド
母父アグネスタキオン
通算成績8戦3勝
重賞勝利 17年フィリーズレビュー(G2)
連対時平均馬体重478kg (最高:482kg) (最低:476kg)
前走時馬体重496kg
POINT数字以上にスッキリとして見える造り。3歳春まではシャープすぎる印象もあったくらいなので、腹袋が気持ちふっくらとして見えるこの仕上がりは悪くない状態といえるだろう。トモの筋肉はもう少し容量が増えてきて欲しいところではあるが、胸前はがっしりとして成長も感じられる。冬場の牝馬ながら毛艶も良好で、体調面で問題はなさそう。
今週のイチオシ

クルーガー

(牡6、栗東・高野厩舎)

キングカメハメハ
アディクティド
母父Diktat
通算成績14戦5勝
重賞勝利 16年マイラーズカップ(G2)
連対時平均馬体重511kg (最高:528kg) (最低:498kg)
前走時馬体重538kg
POINTキングカメハメハ産駒らしく筋肉量が多い、胴もコロンとして詰まり気味でいかにもマイラー、といった印象。丸みのあるトモの筋肉からは優れた瞬発力を生み出す。明け6歳となるが馬体の張りは使う度に良くなってきており、状態の良さが伝わってくる。毛艶も良く体調は問題なし。本番までにしっかりと仕上がってくるだろう。掲載しているメンバーの中では一番良く見えた。

ラビットラン

(牝4、栗東・角居厩舎)

Tapit
Amelia
母父Dixieland Band
通算成績7戦3勝
重賞勝利 17年ローズS(G2)
連対時平均馬体重445kg (最高:450kg) (最低:440kg)
前走時馬体重446kg
POINT蹄が小さく薄いため、血統はダートでも馬体の造りは芝向き。胸前、トモを見てもらうとわかるように相当な筋肉量がある。ダート血統の豊富な筋肉量を父から受け継ぎつつ、牝馬らしい柔軟性もある。胴が詰まり気味なのでやはりマイルがベストだろう。まだ腰高な面が残っており、もう少し背が伸びれば更なる活躍が望めそう。レース数を使っているため大きな上積みはないが、引き続き好勝負できそうだ。

レッドアンシェル

(牡4、栗東・庄野厩舎)

マンハッタンカフェ
スタイルリスティック
母父Storm Cat
通算成績7戦3勝
連対時平均馬体重446kg (最高:456kg) (最低:432kg)
前走時馬体重456kg
POINTマンハッタンカフェ産駒ではあるが脚が短めで胴も詰まっていることからも、距離はマイルくらいまでだろう。全体的に3歳時はやや頼りなかった印象があったものの、4歳となって胸前や腹回りのボリュームがでて、逞しくなってきた。とはいえまだ成長途上にあり、キ甲もまだ抜けていないように今後の成長が楽しみな1頭。馬体の張り、毛艶も冬場ということを考えれば上々。上位争いを期待。

中山金杯

京都金杯

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