【日本ダービー】3年連続二桁人気が爆走中!実は荒れるダービーを攻略せよ!…競馬JAPAN

※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!

今週のイチオシ

アドマイヤハダル

(牡3、栗東・大久龍厩舎)

ロードカナロア
スウェアトウショウ
母父ディープインパクト
通算成績5戦3勝
連対時
平均馬体重
477kg (最高:484kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重482kg
POINT
短距離で活躍した父ロードカナロアとは対照的に、胴周りに伸びがあって全体にシャープな印象の立ち姿。素軽さが勝った馬体の造りで、2400mへの距離延長も問題なくこなせるだろう。キングマンボ系特有の横広なトモを有しており、肉付きも十分でスピード決着は得意。繋ぎが長く蹄も薄い、典型的な良馬場でこそのタイプ。当日の馬場状態は要チェック。前走時もしっかりと仕上がっていた分、大きな変わり身は感じられないものの、引き続き筋肉の張り具合も良好。力を発揮できる、良い状態でレースを迎えられるだろう。

ヴィクティファルス

(牡3、栗東・池添学厩舎)

ハーツクライ
ヴィルジニア
母父Galileo
通算成績4戦2勝
重賞勝利 21年フジTVスプリングS(G2)
連対時
平均馬体重
480kg (最高:484kg)
(最低:478kg)
前走時馬体重478kg
POINT
母父Galileoの影響で肩周りに立派な筋肉が付いており、全体に重厚感のあるパワフルな馬体。底力を要する展開・馬場状態が向いているタイプで、スプリングSでは重馬場も苦にせず快勝。繋ぎもやや立ち気味で、蹄にも十分な厚みがある。レース当日、雨で馬場が渋るようなら注目の1頭だ。筋肉質な馬ではあるものの、窮屈さを感じさせることもない。体型的にベストの距離は2000m前後の印象。スプリングS、皐月賞と使う中で徐々に細身な印象が強まってきているものの、馬体の張りはキープできている。
今週のイチオシ

エフフォーリア

(牡3、美浦・鹿戸雄厩舎)

エピファネイア
ケイティーズハート
母父ハーツクライ
通算成績4戦4勝
重賞勝利 21年皐月賞(G1)
21年共同通信杯(G3)
連対時
平均馬体重
511kg (最高:516kg)
(最低:504kg)
前走時馬体重504kg
POINT
父エピファネイア、母父ハーツクライはいずれも胴をゆったりと見せる体型で、本馬もその血を受け継ぎ、胴周りを長く見せている。持続力勝負に強い体型で、長く脚を使う展開に強い。伸びのあるフットワークは中山よりも東京向き。体型的に距離延長も問題なく、東京芝2400mへの適性も高いはずだ。飛節は緩やかにカーブしており、33秒台の上がりをコンスタントに繰り出せる瞬発力も秘めている。皐月賞時と比較すると全体に膨らみを感じさせるが、前回は肋骨が浮いて見えるほど細身な仕上げだったので、特に太くは映らない。毛艶は引き続き良好で、馬体の張りも上々。問題なく力を発揮できそうだ。

グラティアス

(牡3、美浦・加藤征厩舎)

ハーツクライ
マラコスタムブラダ
母父Lizard Island
通算成績3戦2勝
重賞勝利 21年京成杯(G3)
連対時
平均馬体重
493kg (最高:498kg)
(最低:488kg)
前走時馬体重500kg
POINT
飛節の折りが深い「曲飛」の造りは父ハーツクライ譲り。後肢のピッチが利き、バネ感も十分。胴周りは父の産駒の中では比較的まとまりが感じられる。追ってからの瞬発力も秘めており、東京コースでの末脚比べにも対応できる。500キロ近い大型馬でも骨格の造りは素軽く、高速決着になっても問題なし。右前蹄の内側に補修痕が見られるものの、部位の大きさとしては僅かで問題はないだろう。トモのボリューム感は前走時以上で、一度使って更にパワーアップしてきた印象。背中に銭型が浮き上がっており、代謝の良さが伝わってくる。

グレートマジシャン

(牡3、美浦・宮田厩舎)

ディープインパクト
ナイトマジック
母父Sholokhov
通算成績3戦2勝
連対時
平均馬体重
478kg (最高:482kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重474kg
POINT
四肢を長めに見せるシルエットで、全体に見栄えのする馬体。クビさしはやや細めで長く、肩のラインも寝ており、肩関節の可動域が広い。跳びの大きな走りが特徴的で、広いコースでこそ真価を発揮する。背中が短めで腹側のラインが長く映る「長躯短背」の造り。柔軟な筋肉の持ち主で、ストライドの大きなフットワークと相まって、長く良い脚を使えそう。繋ぎが長く、蹄も父譲りで薄めの造り。雨で上滑りするような馬場はあまり良くないので、良馬場希望のタイプだ。毛艶や馬体の張りは現状ベスト。バランスの整った骨格からは高い素質を感じる一方で、全体にまだ伸びしろ十分。現時点での完成度でどこまで食い込めるか。

サトノレイナス

(牝3、美浦・国枝厩舎)

ディープインパクト
バラダセール
母父Not For Sale
通算成績4戦2勝
連対時
平均馬体重
474kg (最高:476kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重474kg
POINT
腹側のラインに対して背中が短めに映るシルエット。全兄サトノフラッグと比較して牝馬らしい素軽さ、シャープな印象があり、いかにも追ってから弾けそうな瞬発力タイプの馬体構造だ。桜花賞時はボリューム感のある立ち姿を見せていたが、今回は距離が2400mへ延びることもあって、全体にややシャープに映る。その影響で胴周りにも伸びが出てきた印象。窮屈さの無い造りで、距離延長は問題なし。近年のダービーではなかなか直線一気が決まりづらいため、ある程度の位置に付けられればチャンスはあるはず。牡馬相手でも馬体は全く見劣らない。前走よりも皮膚の薄さを感じさせるほど、馬体の張りも良好。文句無しの好仕上がりといえそうだ。

シャフリヤール

(牡3、栗東・藤原英厩舎)

ディープインパクト
ドバイマジェスティ
母父Essence of Dubai
通算成績3戦2勝
重賞勝利 21年毎日杯(G3)
連対時
平均馬体重
449kg (最高:450kg)
(最低:448kg)
前走時馬体重448kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが長く映る「長躯短背」の造り。胴の造りは父ディープインパクト似で、溜めて末脚を伸ばす競馬が合う。皐月賞馬の全兄アルアインは500キロ超の大型馬であったが、本馬は450キロ前後の馬体重で出走しているように、全体にコンパクト。パワー型だった兄と比較して素軽さが目立ち、毎日杯では一瞬の切れがゴール前で活きた。共同通信杯時と比較すると筋肉量がアップしてより逞しい体つきになってきた。筋肉の輪郭も明瞭で、張り感も抜群。腹周りも理想的なコンディションに仕上がっている。出走メンバー中でも屈指の好仕上がりだ。

タイトルホルダー

(牡3、美浦・栗田徹厩舎)

ドゥラメンテ
メーヴェ
母父Motivator
通算成績5戦2勝
重賞勝利 21年報知弥生ディープ記念(G2)
連対時
平均馬体重
467kg (最高:472kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重462kg
POINT
トモの横幅が広く、肉付きもいい。大きな推進力を生み出せそうなスピード能力を秘めている。後肢に目を向けると、飛節は折りの深い「曲飛」でピッチの利きそうな造り。背中の造りはやや短めで、小気味よい逃げ脚を繰り出すころができる。母父モティヴェイターを始め、母系は欧州色が強く、本馬も大きな腹袋に血統の重厚感が出ている。上がりの掛かる底力を要する状況に強く、皐月賞でもしぶとく2着に粘った。前後にまとまりがある分、2400mはやや長い印象も、胸が深く心肺機能はかなり高い。距離を意識してかシャープに仕上げられており、馬体の張りは前走以上。充実度はメンバー随一。

タイムトゥヘヴン

(牡3、美浦・戸田厩舎)

ロードカナロア
キストゥヘヴン
母父アドマイヤベガ
通算成績7戦1勝
連対時
平均馬体重
474kg (最高:476kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重478kg
POINT
骨格のバランスが整っており、四肢にも十分な長さがある。マイル重賞での好走実績があるものの、体型的には中距離志向の強いタイプ。余分な肉が付きづらい、シャープな印象のある体型。本質的には2000m辺りが合っている印象も、前脚の長さ、跳びの大きさを考慮すると、3歳馬同士なら距離も克服可能。直飛で持続力に優れる一方、胴周りには程よいまとまりを感じさせ、好位からある程度速い脚を使える点が本馬の長所といえるだろう。日当たりの関係もあるが、毛艶は前走時のほうが良く見えた。それでも馬体の張りは維持できており、力を出せる状態にある。

ディープモンスター

(牡3、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
シスタリーラヴ
母父Bellamy Road
通算成績5戦3勝
連対時
平均馬体重
455kg (最高:458kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重444kg
POINT
全体に素軽い、ムダ肉の少ない体型で、四肢を長く見せている。中長距離への適性を感じさせる馬体で、距離は延びて良さが出そう。三冠の中では菊花賞で狙ってみたいタイプ。コンパクトな馬格の上、両前の蹄は接着装蹄で留められているように薄い造り。父ディープインパクトの特徴が表れており、綺麗な馬場で伸び伸びとした走りが理想的。距離延長、広い東京コースはプラスに働きそう。ただ本質的には持続型に映るため、一瞬の切れが求められる展開になった場合にどこまで対応できるか。前走時よりも筋肉の輪郭は明瞭に浮き上がっており、より磨きがかかってきた。完成はまだ先も、使っての上積みは感じる。

バジオウ

(牡3、美浦・田中博厩舎)

ルーラーシップ
フローレスダンサー
母父ハービンジャー
通算成績6戦2勝
連対時
平均馬体重
462kg (最高:466kg)
(最低:456kg)
前走時馬体重464kg
POINT
胴周りをゆったりと見せる体型で、スッキリとしたフォルムの馬体。飛節の角度、伸びのある胴は父ルーラーシップの特徴を感じさせる。肩のラインが寝ており、前肢の可動域も広く、伸びのあるストライドが特徴的。中長距離への適性を感じさせ、今後も同路線では注目の存在だ。付くべきところに筋肉が付いている一方で、キ甲が伸び切っていない点や、全体の肉付きを見るとまだまだ成長の余地が大きい。1週前の時点で前腕や後肢の下腿部には血管が浮き上がっており、コンディションに関しては現状ベストといえそう。

バスラットレオン

(牡3、栗東・矢作厩舎)

キズナ
バスラットアマル
母父New Approach
通算成績8戦3勝
重賞勝利 21年ニュージーランドT(G2)
連対時
平均馬体重
474kg (最高:480kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重482kg
POINT
母父のニューアプローチが発現した立派な腹袋が特徴的。全体に重厚感のあるパワータイプの馬体で、やや時計の掛かる条件がベストの印象。一戦ごとにシャープな体つきへと変化しており、2歳時と比較してかなり素軽さを感じさせる体型になってきた。先行策で結果を残しているが、胴にまとまりがあり、飛節の折りも深く一瞬の加速力も秘めている。タメ逃げしてこそ持ち味が活きてきそう。今回カギになりそうなのはやはり2400mの距離。マイラー特有の正方形に近いシルエットで、800mの距離延長にどこまで対応できるか。競走中止の後でも馬体は萎むことなく、NHKマイルC時と大きく変わらぬ良い状態。

ヨーホーレイク

(牡3、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
クロウキャニオン
母父フレンチデピュティ
通算成績5戦2勝
連対時
平均馬体重
499kg (最高:506kg)
(最低:492kg)
前走時馬体重504kg
POINT
仙骨が傾斜した「斜尻」と真っ直ぐに伸びた「直飛」は父ディープインパクト譲り。後肢は鋭い脚を長く使える構造で、胴周りにも伸びがある。瞬発力勝負よりも持続力勝負に向いたタイプで、今回は道中のペースがカギになりそう。フットワークは大きく、広々とした東京コースは合っている印象。皐月賞時も馬体の成長を感じさせたが、今回も1ヶ月余りの短期間でより迫力のあるフォルムへと成長。筋肉の輪郭も明瞭になってきた。後肢の下腿部には網目状に血管が浮き上がり、前走以上の張りがある。薄っすらと肋骨が浮き上がる理想的なボディコンディションで、かなりの好仕上がり。

ラーゴム

(牡3、栗東・斉藤崇厩舎)

オルフェーヴル
シュガーショック
母父Candy Ride
通算成績5戦2勝
重賞勝利 21年きさらぎ賞(G3)
連対時
平均馬体重
509kg (最高:512kg)
(最低:506kg)
前走時馬体重516kg
POINT
馬体のスケール感は世代でも上位の1頭。筋肉量・骨量共に豊富で、骨格のバランスも整っている。胴周りにも程よいまとまりがあり、追ってからも鋭い脚を使える。どっしりとした造りの腹袋が特徴的で、本質的にはやや時計の掛かる条件が合いそう。日本ダービーはCコース替わりで高速決着になりやすいため、高速馬場にどこまで対応できるか。パワー溢れる馬体で道悪は苦にしない。当日雨が降るようなら前進も。引き続き馬体には血管が浮き上がっており、筋肉の張りは維持できている。

レッドジェネシス

(牡3、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
リュズキナ
母父Storm Cat
通算成績7戦3勝
重賞勝利 21年京都新聞杯(G2)
連対時
平均馬体重
486kg (最高:488kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重488kg
POINT
幅のある胸前、肉付きの良い後躯。皮膚の薄さを感じさせる筋肉質な馬体でありながら、筋肉の質感は柔らかい。胴は窮屈さを感じさせず、十分な伸びがある。長く脚を使えそうな持続力が伝わってくる。その一方で飛節は「くの字」に折れた「曲飛」の構造で、後肢の回転力に優れている。鋭く切れる末脚も繰り出せるため、末脚勝負になりやすい東京コースも合いそうだ。胸の深さもあり、心肺機能も高そう。毛艶にも光沢があり、下腿部には血管が浮き上がっているように、馬体の張りも上々。中2週とレース間隔は詰まるが、体調はかなり良さそうだ。

ワンダフルタウン

(牡3、栗東・高橋忠厩舎)

ルーラーシップ
シーオブラブ
母父ディープインパクト
通算成績5戦3勝
重賞勝利 21年テレビ東京杯青葉賞(G2)
20年ラジオN杯京都2歳S(G3)
連対時
平均馬体重
455kg (最高:466kg)
(最低:444kg)
前走時馬体重466kg
POINT
胸前やトモにパワフルな筋肉が付いており、数字以上に迫力のある好馬体。後肢が長く、やや腰高に映るのは父ルーラーシップ譲り。真っ直ぐに伸びた「直飛」が特徴的で、長く脚を使う持続力勝負が得意なタイプだ。後躯の肉付きが良く、スピードが求められる状況も対応可能。京都2歳S後に蹄に不安が出て休養していたが、今回も両前蹄は接着装蹄が施されている。前走時も同様の状態で結果が出ているので、問題なく力は発揮できるだろう。ただ、馬場は綺麗な状態がベストと見ている。毛艶や馬体の張りも良好で、休み明けを叩いて更に上向いてきた印象。
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