皆様、こんにちは!卓球界から、とうとう福原愛ちゃんが引退を発表しました。日本の卓球を少女時代から支え、福原愛というブランドを作った人物でした。幼少期から卓球に全てを捧げ、結果を出し、日本女子卓球界を背負ってきた人物でした。彼女の人生を捧げた頑張りはたくさんの人に勇気を与え、後輩だけでなく先輩も含め、多くの人々の目標になっていた気がします。その彼女の引退には、だれもが「ありがとう」と思ったことでしょう。卓球界の扉がひとつ閉じ、次の扉へと繋いでくれたと思います。

それでは競馬の話に参りましょう。先週、京都競馬場では三冠レース最後の菊花賞が行われました。1番人気には、私の幻のダービー馬ブラストワンピースが選ばれ、2番人気には長距離適性と鞍上の一発に懸けたい最強の1勝馬エタリオウが選ばれました。レース前にはアイトーンが逃げ宣言をしていましたが、戦前より私は行けないと確信していました。その理由は札幌記念のレースぶりにあります。今までスタート後、必死に鞍上の国分君が押して押しての競馬でしたが、確実に回りのレベルの上昇と共に行けなくなっていたからです。

その予想通り、スタートではジェネラーレウーノと五分に出るも行き脚で敵わず2番手に。ハナを奪ったのは田辺君でした。この馬の不思議なところは、ハイペースの2番手ならば必死に走るのに対し、ハナをきると物見をして真面目に走らないところがあるということです。今回はそのダメな方が出たことでスローの展開になりました。それを一早く感じ、勝負に出たのがミルコとエタリオウでした。早々とポジションを上げるとフィエールマンの後ろをすぐ様に取りました。この時にはミルコが勝つのでは?と思いました。しかし、そのまま隊列が変わることなく、ダラダラとしたレースとなったまま4コーナーを迎えました。

私の意見では、ここまでの間に松若君とアフリカンゴールドは、前に馬を置いて内に入れるか、入れないのであれば勝負を懸けてまくる勇気を見せてほしかったです。それができたのはアフリカンゴールドと彼のポジションだったと思います。そこで仕掛けなかったことで今回の4コーナーまでのレースがあのようになったと思います。迎えた4コーナーではスムーズに回ってきたエタリオウが抜群の手応えで抜け出しました。あわよくば、もう一完歩、ニ完歩待ってもと思いましたが、完璧な追い出しだったと思います。しかし、そこで馬が大きく息を入れてしまい、内ではルメールのスペースがないことで、追い出しを待ったのではなく待たされた結果、スローのヨーイドンのレースとなってしまいました。こうなれば中距離で極上の切れ味を見せてきたフィエールマンにはお誂え向きとなり、エタリオウをハナ差交わして勝利しました。

フィエールマン

ルメール騎手はこれで、4連続の重賞制覇となり13回の騎乗で9回の重賞勝利となりました。腕もある、運もある、そして馬の力もあると誰も太刀打ちできなくなっていますね。そんな彼を負かせる競馬にトライできた騎手が少なかったことが一番のショックでした。1番人気に推奨されたブラストワンピースと池添君に関しては、騎手が思っていた以上に馬が抜けていなかったということだと思います。馬の力を信じて外々での競馬をしたのでしょう。ただ、そこまで京都の3000mは甘くなかったということですね。しかし、力は本物。今回は舞台が合わなかったのだと思いたいです。

ブラストワンピース

さて、ハナ差決着で見ている側を熱くさせてくれた菊花賞のあとは、土曜日には東京競馬場でアルテミスS、京都競馬場ではスワンS、日曜の東京競馬場では天皇賞(秋)が行われます。スワンSは異例のメンバーとなりましたね。G1馬モズアスコットを嫌ったこと、マイルCSに繋がりにくいことからも、かなり薄いメンバー構成となりました。ここも、またルメールとモズアスコットにやられるのか、それとも他の騎手が意地を見せてくれるのかに期待しています。

天皇賞(秋)には豪華メンバーが揃い、こちらは混戦が予想されます。まず、注目はスワーヴリチャードになるでしょう。大きな休みを挟み、久しぶりのレースでマイル戦からの2000mで気になるのは折り合いですね。調教では落ち着いていてもレースは別物ですからね。その他には、そのスワーヴリチャードをダービーで負かしたレイデオロが王者は俺だと出てきます。その他にも、もう一頭のダービー馬マカヒキに、モレイラとのコンビが怖いサングレーザー、紅一点ヴィブロスに戻ってきた皐月賞馬アルアインなど豪華メンバーで行われます。才能が経験を凌駕した先週、今週は才能が休養明けすらも凌駕するのか。その結果は東京競馬場で!!