日曜の新潟は新潟2歳S(G3)だけでなく、好メンバー芝1800mの新馬戦も見逃せない。

8月24日(土)

◆新潟芝1200m

エリナイトニケ(牝、エイシンフラッシュ×コパノマルコリーニ、美浦・相沢厩舎)
半兄サイモンラムセス(5勝、小倉大賞典3着)。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、美浦坂路53秒2-13秒1。馬なりでこの時計なら悪くない。

◆札幌ダート1700m

ゴリン(牝、ヘニーヒューズ×レストレスハート、栗東・高橋忠厩舎)
半兄パドルウィール(金鯱賞2着)。調教は、函館ウッドで軽く促して5F70秒台、1F13秒台後半。古馬1勝クラスに僅かに遅れたが、大きく追走したもの。2週前には同じく函館ウッドで5F69秒台、終い13秒を切る時計が出ており、本来はもっと時計が出る馬だ。


8月25日(土)

◆新潟芝1800m

アドマイヤミモザ(牝、ハーツクライ×キラモサ、栗東・友道厩舎)
母は豪州G1勝ち馬。セレクトセールで6696万円(税込)。「追い切りで芝コースに入れると、こちらが思った以上の動きを見せた。水準以上のモノがある」と安田助手。調教は栗東芝コースで一杯に追われ、6F79秒台、5F61秒台前半、1F11秒台半ばで、古馬1勝クラスの馬を追走して先着している。2週前まではCWで遅れることも多かったが、芝コースでいい動きを見せたことから、軽い馬場向きなのかもしれない。これなら初戦から楽しみだ。鞍上は福永騎手。

シャドウブロッサム(牝、ディープインパクト×ヒアトゥウィン、栗東・藤岡厩舎)
全姉サトノワルキューレ(フローラS勝ち馬)。「稽古は楽々と動けているし、能力を感じさせる馬。ディープインパクト産駒らしい素軽い走りをする」と仲田助手。調教は坂路53秒4-12秒5(一杯)で、新馬を追走して先着。2週前にも同じような調教内容をこなしており、順調に進んでいる。鞍上は松山騎手を予定。

アナンダライト(牡、ジャスタウェイ×レインボークォーツ、美浦・田村厩舎)
母の弟ワールドエース(重賞2勝、皐月賞2着)。ポリトラック5F64秒台前半、終い気合を入れて1F12秒台半ばでフィニッシュし、古馬1勝クラスに1馬身程度先着している。鞍上は田辺騎手。

リグージェ(牡、ブラックタイド×マルティンスターク、美浦・木村厩舎)
母は4勝、半兄エングレーバー(現2勝)「入厩からここまで予定通りに調整できている。格上と併せても食らいついているし、稽古もマズマズ動けている」と太田助手。調教は美浦芝コース5F69秒台前半、1F11秒台後半。なおデビューを延ばす可能性もある。

ヴィディア(牝、オルフェーヴル×ピクシーホロウ、美浦・大竹厩舎)
母3勝、近親ウキヨノカゼ(重賞3勝)。17日の札幌芝1500m戦でデビュー予定もスクミで回避し、1週延ばした。調教は函館ウッドで4F55秒を馬なりでマーク。2週前には函館ウッドで5F68秒の時計を楽に出しており、脚力は見せている。最後も函館で追い、金曜日に新潟へ移動する予定。

◆小倉芝2000m

ラズルダズル(牡、ルーラーシップ×ラシンティランテ、栗東・斉藤崇厩舎)
母は3勝。母の弟にトーセンスターダム(重賞2勝)、母の妹にセンテリュオ(現4勝)。調教はCWで一杯に5F69秒、1F12秒台後半。追いかけた2歳1勝馬に遅れている。遅れは追走したものなので仕方ないが、時計はまだ物足りない。残り1週で詰めていきたい。鞍上は北村友騎手。

ウェイヴァリー(牡、ノヴェリスト×イストワール、栗東・平田厩舎)
母は3勝、近親アルーリングボイス(重賞2勝)。CW5F71秒台の軽め。2週前には坂路54秒8-12秒8の時計を出している。500キロを遥かに超える大型馬、しかも1週前が軽めなので、直前はしっかり時計を出したい。鞍上は秋山騎手。

▼新規入厩

セウラサーリ(牝、オルフェーヴル×サマーナイトシティ、栗東・西園厩舎)
半兄サダムパテック(マイルCS勝ち馬)、半姉ジューヌエコール(ヴィクトリアマイル勝ち馬)